フランス代表で主将を務めるエムバペにとって、EUROとはなんだったのか?【現地発】
時の流れの速さという現実を突きつけられるEUROに
今夏のEUROでは5試合を戦い、PKによる1ゴールのみと低調なパフォーマンスに終わったエムバペ。リーダーとして役割を果たしきれていないとの指摘も。(C)Getty Images
スペインの優勝で幕を閉じた今回のEUROで限界を露呈したという声がある。PK戦までもつれる準々決勝は自ら途中交代を決めたという説も聞こえてくる。フランス代表で主将を務めるエムバペにとって、そもそもEUROとは?(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2024年8月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載・加筆) ―――◆―――◆――― クラブレベルの欧州王者と、フランス代表キャプテンによる今世紀最大のマリアージュ(結婚)――。その豪華式典は、EURO2024の閉幕から間もなく、7月16日にマドリードで執り行なわれた。キリアン・エムバペのレアル・マドリー入団セレモニーだ。 エムバペの新たなホームスタジアムとなるサンティアゴ・ベルナベウには8万人規模の観衆が詰めかけ、花火やライブコンサートといった派手な演出もあり、まるでカル
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