【ボクシング】アマ6冠「浪速の激闘王」田中将吾プロ2戦目で初KO「もっとスカッと」
<プロボクシング:フェニックスバトル126大会>◇12日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援 アマ6冠の「浪速の激闘王」田中将吾(22=大橋)がプロ転向2戦目で初KO勝利を収めた。3勝(3KO)1敗のナツアポン・マノノム(タイ)との51・5キロ契約体重8回戦に臨み、2回1分53秒、TKO勝利。1回に右アッパーからの左ボディーでダウンを奪うと、2回に連打からの左ボディーをねじ込んだところでレフェリーストップとなった。田中は「やってきたことは全然、できなかった。もっとスカッと倒したかった」と苦笑した。 今年6月に23年東日本フライ級新人王・高熊龍之介(松本ACE)戦でプロデビュー。ダウンを喫しながらも逆転の判定勝利を収めて以来、約6カ月ぶりのリングだった。田中の指導を担当する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(41)は「この階級ではパンチがある方。やりずらい相手だった。もう少しパンチをもらわないようになれば」と課題を挙げた。 ルーキーイヤーの24年を2勝(1KO)で終えた。軽量級のホープとして期待される田中は「自分のボクシングを完成させ、ランキング入りを目指したいです」と来年の抱負を口にしていた。