【2024年公開・配信のおすすめ作品】映画.comがどうしても紹介しておきたい“偏愛・最推し”映画は ?
2024年は、どんな映画と巡り合うことはできましたか? 本記事では、映画.com&アニメハックのスタッフやライターの方々が「どうしても紹介しておきたい」と感じた“偏愛・最推し”映画を一挙にご紹介(対象:2024年1月1日~2024年12月31日公開・配信作品)。絶賛公開中の作品から、すでに配信やBD&DVDレンタルで楽しめる作品(もちろんこれからリリース予定のものも!)まで幅広くラインナップしました。 皆さんの映画ライフをもっともっと充実させる良作、秀作、傑作ばかりですので、ぜひ鑑賞の参考にしてください! ※作品の並びは順不同です。 ●「瞳をとじて」 【概要・あらすじ】 「ミツバチのささやき」などで知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセが31年ぶりに長編映画のメガホンをとり、元映画監督と失踪した人気俳優の記憶をめぐって繰り広げられる物語を描いたヒューマンミステリー。 【コメント】 ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作。ミツバチのささやきのアナ・トレントが出演すると知って、もう、見る前からうるうるしてました。(映画.com編集長 駒井尚文) ●「室井慎次 生き続ける者」 【概要・あらすじ】 「踊る大捜査線」シリーズの主要キャラクター、柳葉敏郎演じる室井慎次を主人公に描いた映画2部作の後編。プロデュースは亀山千広、脚本は君塚良一、監督は本広克行が手掛け、同シリーズを支えてきた製作陣が再集結した。 【コメント】 一時代を築き上げた踊るシリーズを取材で追い続けてきた者として、腑に落ちるものでした。賛否両論あるのも理解できますけれど。(映画.com副編集長 大塚史貴) ●「ミッシング」 【概要・あらすじ】 「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督が、石原さとみを主演に迎えてオリジナル脚本で撮りあげたヒューマンドラマ。幼女失踪事件を軸に、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿をリアルかつ繊細に描き出す。 【コメント】 石原さとみぶっ壊れてる!(映画.comスタッフ K.S) ●「この動画は再生できません THE MOVIE」 【概要・あらすじ】 フェイクドキュメンタリーホラーと謎解きミステリーを組み合わせた実験番組の劇場版。ホラーDVDシリーズ「本当にあったガチ恐投稿映像」を制作する編集マンの江尻とオカルトライター⻤頭のもとには、複雑な事情を抱えたさまざまな映像が届く。これらの映像の裏に隠された秘密を推理していく江尻と⻤頭だったが、やがて事件に巻き込まれていく。 【コメント】 見終わったあとそうだったのか!と唸る緻密な構成とサプライズ、主演のかが屋お2人の軽妙なやりとりが最高でした。テレビドラマ版から見ることを強くお勧めします。(アニメハック編集部 G.K) ●「犯罪都市 PUNISHMENT」 【概要・あらすじ】 大ヒットクライムアクション「犯罪都市」シリーズ第4弾。新種合成麻薬事件から3年後の2018年。怪物刑事マ・ソクトとソウル広域捜査隊は、デリバリーアプリを悪用した麻薬密売事件の捜査を進めるなかで、手配中のアプリ開発者が謎の死を遂げた事件の背後に国際IT犯罪組織の存在を突き止める。 【コメント】 もはや完璧なパッケージ商品。激しい暴力描写とゆるいギャグの塩梅が絶妙。水戸黄門のようにマ・ソクト刑事にはあらゆる都市に出張して悪党どもをぶちのめしてほしい。(映画.comスタッフ K.A) ●「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:」 【概要・あらすじ】 同名4コマ漫画を原作とする2022年放送の大ヒットテレビアニメを再編集した劇場総集編2部作の後編。極度の人見知りであるため高校でいつもひとりぼっちで過ごしている少女「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりが、ひょんなことから「結束バンド」というロックバンドに加入することになり、個性的なメンバーたちとともにバンド活動を通して成長していく姿を描く。 【コメント】 エンドロールで、アジカンのRe:Re:のカバー曲が流れた時に、そうきたか…とちょっと鳥肌だった。(映画.comスタッフ H.S) ●「ジョン・ウィリアムズ 伝説の映画音楽」 【概要・あらすじ】 「スター・ウォーズ」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「ジョーズ」など映画史に残る音楽を数多く手がけてきた作曲家ジョン・ウィリアムズ。本人へのインタビューをはじめ、ジョージ・ルーカス監督やスティーブン・スピルバーグ監督ら巨匠たちの証言を盛り込みながら、ジョン・ウィリアムズがたどってきた道のりを振り返る。 【コメント】 これぞ、ハリウッド映画の歴史。世代を問わず、すべての映画ファンに見てほしい作品です。(ライター 内田涼) ●「チャレンジャーズ」 【概要・あらすじ】 「君の名前で僕を呼んで」「ボーンズ アンド オール」のルカ・グァダニーノ監督が「DUNE デューン 砂の惑星」「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤを主演に迎え、2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士のテニス選手の10年以上にわたる愛の物語を描いたラブストーリー。 【コメント】 映像がすごかったのと、テニス描写がこれまで見たことがなかったため感動。(映画.comスタッフ nemo) ●「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」 【概要・あらすじ】 大ヒットシリーズ「名探偵コナン」の劇場版27作目。「月下の奇術師」の異名を持つ怪盗キッドや、キッドとは因縁のある「西の高校生探偵」こと服部平次が登場し、北海道・函館を舞台に、謎に包まれた日本刀をめぐるミステリーが展開する。 【コメント】 最後の最後、超展開過ぎて鳥肌立ちました。考察が捗ります!(映画.com編集部 S.K) ●「THE LAST KUMITE」 【概要・あらすじ】 娘を誘拐され、格闘技大会への参加を強要された格闘家が決死の戦いに挑むさまを描く。出演はマティス・ランドベーア、マシアス・ヒューズら。「ビリーズブートキャンプ」で有名なビリー隊長ことビリー・ブランクスも出演。 【コメント】 ヴァン・ダムのクエストとキックボクサーを1本にまとめたような映画だからです。それはつまり完璧な傑作です。(人間食べ食べカエル) ●「ゼンブ・オブ・トーキョー」 【概要・あらすじ】 人気アイドルグループ「日向坂46」の4期生メンバー全員が出演する青春群像劇。「私の男」「#マンホール」などで知られる名匠・熊切和嘉監督がメガホンをとり、修学旅行で東京にやってきた11人の個性的な女子高生たちが、東京の全部を楽しむため大都会を駆け巡る姿を描く。 【コメント】 日向坂46の4期生がみんなイキイキとしていて、まぶしかった。東京の観光映画として思いのほか楽しめて、普段暮らしている東京の名所をあらためて眺めれてよかった。(映画.comスタッフ) ●「ポップスが最高に輝いた夜」 【概要・あらすじ】 1985年1月のある夜、音楽界のスーパースターたちが集結して「ウィ・アー・ザ・ワールド」をレコーディングした。歴史に残る夢のようなこのイベントの舞台裏に迫るドキュメンタリー。 【コメント】 誰もが知っている名曲We Are The Worldの誕生秘話。最後は感動さえ覚えます。ボブ・ディランの困惑している表情にくぎ付けです。(映画.comスタッフ miju) ●「兎姉妹」 【概要・あらすじ】 新進の監督と俳優たちが自ら企画して手がけた短編映画。主演俳優のひとりでもある高尾美有の実体験を含めた物語で、親の都合に振り回された姉妹の姿を通して、姉妹とは、家族とは何かを描く。 【コメント】 約21分間の短編作品ですが、見ごたえのある内容でした。ある姉妹が数年ぶりに再会したことによって、家族愛を感じる事ができる作品です。(映画.comスタッフ N.K) ●「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」 【概要・あらすじ】 市原隼人の主演ドラマ「おいしい給食」の劇場版第3弾。北海道・函館の忍川中学に転勤した給食マニアの教師・甘利田の前に、給食完食のモデル校に選定された同校を政治利用しようとする新たな敵・等々力町長が立ちはだかる。 【コメント】 甘利田先生役の市原隼人さんの役者魂に今回も魅せられました! おもしろくっておいしそうで、最後は泣かされるシリーズ最高傑作でした!(映画.com編集部 A.M) ●「ビニールハウス」 【概要・あらすじ】 正規の住宅を失った低所得者層が、農業施設であるビニールハウスで暮らす事例などをベースに、貧困や孤独、介護など現代の韓国が抱える社会問題に根ざした物語が展開。「SKYキャッスル 上流階級の妻たち」のキム・ソヒョンが主演を務めた。 【コメント】 1秒も無駄な瞬間がない!と思えるほど猛スピードの急展開、社会問題を織り込んだ物語が素晴らしかったです。全ての登場人物をひとり残らず地獄の底に突き落とすかのような結末に、震えが止まりませんでした。(映画.com編集部 ドーナッツかじり) ●「どうすればよかったか?」 【概要・あらすじ】 ドキュメンタリー監督の藤野知明が、統合失調症の症状が現れた姉と、彼女を精神科の受診から遠ざけた両親の姿を20年にわたって自ら記録したドキュメンタリー。医師で研究者でもある父と母は娘を病気だと認めず、ついには玄関に鎖と南京錠をかけて閉じ込めるようになってしまう。 【コメント】 この映画は、2024年最大の“事件”――まだ見ていない人、見てください。まずは予告編でもOKです。どうすればよかったか? いまだに明確な答えは出ません。(映画.com編集部 O.H) ●「動物界」 【概要・あらすじ】 フランスで観客動員100万人を超えるスマッシュヒットを記録したSFスリラー。人間がさまざまな動物に変異してしまう奇病が発生した近未来を舞台に、人種差別、移民、ルッキズム、感染症など現代的なテーマを内包しながら家族の絆を描く。 【コメント】 愛する我が子が同じ社会で自由に生きられないとき、親に何ができるのか?という子育てについての映画でした。ラストシーンの父親の決断と表情が素晴らしいので見てほしい!(映画.comスタッフ A.S.) ●「うんこと死体の復権」 【概要・あらすじ】 「グレートジャーニー」で注目を集めた探検家・関野吉晴の初監督作品。現代社会では忌避されがちな、生き物の排泄物や死体などを熱心に追い続ける人々の活動を通して、命の循環を見つめていくドキュメンタリー。 【コメント】 映像として全くお勧めできないが、人間と地球上で生きる生物の循環をリアルに見せてもらえ、環境や食に対する意識が高まった。(映画.com編集部 M) ●「傲慢と善良」 【概要・あらすじ】 藤ヶ谷太輔と奈緒の共演で、直木賞作家・辻村深月のベストセラー小説を映画化した恋愛ミステリー。マッチングアプリで出会った恋人が婚約した直後に失踪し、行方を探すうちに知りたくなかった彼女の過去と嘘が明らかになっていく。 【コメント】 悪意も善意もひっくるめて突き付けてきて、えぐられてしんどくなった反面、自分にもまわりにも重なってくるところがあり不思議と笑えた。(映画.comスタッフ Y) ●「デッドストリーム」 【概要・あらすじ】 崖っぷちの炎上系配信者が、廃墟でのライブ配信中におぞましい恐怖に襲われる様子を描く。主人公の主観ショット(POV)で撮影したファウンドフッテージ形式のPOVホラー。 【コメント】 主演のジョゼフ・ウィンターが、奥さんと監督・脚本・制作・編集に至るまで二人で手掛け、ジョゼフの音楽と合わせて作り上げられた夫婦の渾身作低予算ホラー。ホラー映画好きじゃない人にはオススメしませんが、好きな人は一見の価値がありそうな映画で個人的に要注目な夫婦です。(劇場で鑑賞したのですが終始観客の笑い声が飛び交い、ホラーだけど今年一番ほっこりした劇場体験でした。) (映画.comスタッフ O.C) ●「HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT」 【概要・あらすじ】 K-POPグループ「TOMORROW X TOGETHER」初のVRコンサート。“「TOMORROW X TOGETHER」と一緒に失われた光のかけらを探しにいく旅”をコンセプトに、まるで手が届くかのような”最前列以上の近さ”でメンバーたちがパフォーマンスを繰り広げる。 【コメント】 VRコンテンツの本格化を感じさせる体験だった。アイドルがずっと見つめてくるし、目の前5センチに迫って来るし、心臓に悪い。ありがとう! 映画館でVRゴーグルをかぶって鑑賞。(映画.comスタッフ 炭酸水) ●「至福のレストラン 三ツ星トロワグロ」 【概要・あらすじ】 アカデミー賞の名誉賞も受賞しているドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、親子3代にわたりミシュラン三つ星を55年間持ちつづけるフレンチレストラン「トロワグロ」の秘密に迫ったドキュメンタリー。 【コメント】 饕餮盛宴。(映画ジャーナリスト 徐昊辰)