非中国籍の香港・マカオ永久居民が来往内地通行証(回郷証)申請可能に…7月10日から
中国の国家移民管理局は7月1日、同月10日から非中国籍の香港・マカオ永久居民について、「港澳居民来往内地通行証(通称:回郷証)」の申請が可能になると発表。 非中国籍向け香港・マカオ永久居民に発行される回郷証の有効期限は5年間で、有効期限内は中国本土を複数回(マルチプル)訪問でき、1回あたりの滞在日数の上限は90日以内。また、外国人入境カードの記入・提出の必要もなく、(中国本土側の)イミグレーション施設で一度指紋登録手続きを行うことで、自動化ゲートを使えるようになるという。 申請手続きは香港中旅集団またはマカオ中国旅行社の窓口で受付、費用は260香港ドル(日本円換算:約5400円)。申請時に必要となる書類等については、同局のウェブサイトに案内が掲載されている。 なお、回郷証を用いて訪問する場合、投資、親族訪問、観光、商用、会議参加、交流等の短期入境目的に限られ、就労、学習、取材活動等には従事できないとのこと。 本件の発表を受け、香港及びマカオの両政府がそれぞれ声明を出し、中央への感謝の意とともに、中国本土との人的及び経済貿易往来の促進に期待を示した。 日本籍の香港・マカオ永久居民も数多くおり、早速大きな関心を集めている。