横浜ゴム、中・大型プレミアムSUV向けタイヤ「アドバン V61」 独自ゴム混合技術A.R.T. Mixingを活用した専用コンパウンド採用
■ 中・大型プレミアムSUVをメインターゲットにした「ADVAN V61」 横浜ゴムは12月25日、プレミアムSUV向けタイヤ「ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)」を2025年3月より国内で順次発売すると発表した。発売サイズは225/60R17~255/45R22インチの新車装着(OE)用を含めた17サイズを計画。なお、海外においても北米を除く全世界で順次販売を開始する。 【画像】新たな設計テクノロジーを導入したトレッドパターン グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」の新カテゴリー商品となる「ADVAN V61」は、タイヤラベリング制度で転がり抵抗「AAA~AA」、ウェットグリップ「a~c」を獲得するプレミアムSUV向けタイヤ。 新たな設計テクノロジーを導入したトレッドパターン、高重量のSUVをしっかり支える専用構造、高荷重に対応し、ウェット性能と低燃費性能のバランスを追求した専用プロファイルなどを特徴とし、「ADVAN」ならではの走行性能に加えて、低燃費・低電費性能、操縦安定性、静粛性をバランスさせた。 レクサス「RX」、マツダ「CX-80」、トヨタ「bZ4X」、スバル「ソルテラ」など、国内カーメーカーのプレミアムSUVやBEV、PHEV向け新車装着用タイヤとして認定されており、すでに納入を開始している。 今回この新車装着用「ADVAN V61」に加え、市販向けサイズを拡大しフルラインアップ化。開発にあたっては、同社独自技術に加え、横浜ゴムのAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」の下で先進のAI技術やシミュレーション技術を融合させ、求める性能レベルを実現する精度を飛躍的に高め、トレッドパターン、プロファイル、構造に至るまで最適解に基づく専用設計を施した。 また、コンパウンドには、同社独自のゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を活用した専用コンパウンドを採用。これらにより、低燃費性能・グリップ性能・耐摩耗性能といった背反する性能の両立と、優れた操縦安定性や快適性を追求した。
Car Watch,編集部:椿山和雄