25年“ファイター・オブ・ザ・イヤー”は誰? 米専門サイト寄稿者3人が井上尚弥を本命視「彼に勝つ現実的な相手がいない」「安全な賭けだ」
今年も“モンスター”への期待は大きい。 現地1月4日、米ボクシング専門サイト『BoxingScene』は、「誰が2025年のファイターになるのか?」との見出しで記事を掲載し、同サイトに寄稿する識者8人が年末の“ファイター・オブ・ザ・イヤー”を予想した。24年に世界ヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が獲得している同アワード、はたして今年は誰がその座に輝くのだろうか? 【RIZIN 画像】さいたまスーパーアリーナを華やかに彩ったRIZINガールを特集! 記事内で9人中3人から名前が挙がったのは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)だ。1月24日に東京・有明ドームでWBO・IBF同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦を控えており、トップランク社のボブ・アラム氏によれば、5~6月には、米ネバダ州ラスベガスでWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)との対決が有力とされている。 記事内でデクラン・ウォリントン氏は、「絶頂期の彼が25年に3試合を戦う見込みだ」と前置きしたうえで、「彼に勝つ現実的な対戦相手がいない」と分析。「つまり彼がまた3度のKO勝利を収め、そのたびに彼がいかに洗練されており、危険で、無慈悲なファイターなのかを、世界に思い知らすことになるだろう」と予測を記した。 また、エリック・ラスキン氏は、「25年に3試合、ひょっとすれば4試合を戦う準備が整っている。そしてその全てに勝つだろう。だから彼は、安全な賭けだ」と記述。さらにマット・クリスティ氏は、「ナオヤ・イノウエが疑いようのないクオリティーの4勝で、殿堂入りの資格を確実なものにしそうだ」と綴っており、やはり今年も注目度が高い。 なお今回の記事内では、井上のほかにシャクール・スティーブンソン(米国)、ジェシー・ロドリゲス(米国)、デビッド・ベナビデス(米国)、ダニエル・デュボア(英国)、アルツール・ベテルビエフ(ロシア/カナダ)、ドミトリー・ビボル(ロシア)といった名前が25年“ファイター・オブ・ザ・イヤー”の候補に挙がっている。 構成●THE DIGEST編集部