箱根駅伝7区で区間新をマークした佐藤圭汰（駒大）

◇第101回箱根駅伝・復路（神奈川・箱根町～東京・大手町／5区間109.6km） 第101回箱根駅伝の復路が行われ、7区は駒大・佐藤圭汰（3年）が1時間0分43秒の区間新記録で走破した。 【速報中】箱根駅伝復路の展開をこちらからチェック！ 恥骨の痛みなどから昨年3月以来の実戦となった佐藤は「10ヵ月ぶりのレースで本当に緊張していました」と言う。「篠原さん（倖太朗、4年）やいろんな人に助けていただいて、この舞台に戻すことができました」。恩返しをする気持ちでレースに臨んだ。 だが、レースになるとやはり強かった。1km2分50秒前後のペースで淡々と押した。4.6km付近で京都・洛南高の後輩でもある中大・岡田開成（1年）を捕らえると、その後も一人で青学大を追う。 前日に主将の篠原から「前との差を詰めて、良い流れを作ってくれ」と言われたと明かし、「絶対に流れを作ってやろうという気持ちでした」。小田原中継所であった青学大との4分08秒の差を1分40秒にまで縮める驚異的な走りを披露した。 残り3区間は安原海晴、村上響、小山翔也といずれも後輩の2年生。「1秒でも詰めて、楽に走らせてあげようという気持ちで走りました。結果的に区間新記録ですごく良かったです」と話す。 今後は今年9月に開かれる東京世界世界選手権を念頭に置き、「1500m、3000m、5000mで日本記録を更新して、出場を目指しています。次の日からは目標にして頑張っていきたいと思います」と力強かった。