つば九郎〝ついばむ〟うまさ 新潟県燕市産米
17日から新米予約開始
JA新潟かがやきオンラインショップの米部門で2023年にダントツの売り上げとなったのが「つば九郎米」だ。プロ野球「東京ヤクルトスワローズ」のマスコット「つば九郎」をあしらった米袋に、管内の燕市産特別栽培米「コシヒカリ」を詰めた。スワロー(ツバメ)と同市の名前が“燕(えん)”となり2011年に誕生。通販以外にふるさと納税の返礼品やイベントでしか手に入らないため、予約開始を心待ちにするファンも多い。24年産は17日から同ショップで申し込みを受け付ける。 同市が「燕市の名前や物産を全国に発信したい」と発案。球団と交渉し、旧JA越後中央がライセンス契約して実現した。昨年は、つば九郎の市PR隊長(鳥)就任10周年を記念し、袋のデザインをリニューアルした。 同球団OBやマスコットが田植えや稲刈りに参加した田を管理する佐藤啓典さん(42)は「つば九郎米」や「飛燕米(ひえんまい)」になる特別栽培米「コシヒカリ」を栽培。「販売を待つファンの期待に応えるため、おいしく作っている」という。 17日は神宮球場(東京都新宿区)で「燕市DAY」を開催し、同市産米と園芸品目をPRする。鈴木力市長とJAの村越龍実専務も参加。選手らに梨を贈呈し、来場者には先着で「つば九郎米」を無料配布する。
日本農業新聞