歴史上、10数年だけ存在した幻の焼物 「臼杵焼」の制作の一端を体験する 【大分県の文化を身体で感じる旅】
強度と艶やかな質感が七島藺の魅力
七島藺の特徴は表面の皮が固くてツルツルしていること。同じく畳に使われるい草よりも強度があるため、1964年に開催された東京オリンピックの柔道では七島藺で作られた畳が使用されています。 また、使うほどに艶が出て青々とした緑色からあめ色に変化。味わい深い雰囲気になってくることも特徴です。
三つ編みの要領で編み込んでミサンガづくりを体験
「七島藺工房 ななつむぎ」では、そのような七島藺の風合いを活かした工芸品づくりを体験をすることができます。 例えば、手軽にできるのが、ミサンガづくり。紐状にした七島藺の片側を台のフックにひっかけた状態で、全体を三つ編みにしていきます。 隙間ができないように力を入れながらギュギュッと編み込んでいくと……。
大人カジュアルにも合うミサンガが完成
5分ほどでミサンガのできあがり! あらためて眺めてみると、七島藺の魅力がよくわかります。艶やかな質感にはラグジュアリーな雰囲気すら漂うのです。 七島藺を使ってもっといろいろなものをつくってみたくなりました。
七島藺でさまざまな作品づくりに挑戦を
「七島藺工房 ななつむぎ」では、ほかにも草履やコースターなどをつくることができるので、ぜひ挑戦してみてください。 制作する過程で七島藺に直接触れること自体が、地域をより深く知る貴重な経験になるはずです。 七島藺工房ななつむぎ 所在地 大分県国東市安岐町明治522 Instagram ワークショップの詳細はこちらのサイトをご覧ください。
石川博也