【荒木大輔コラム】DeNA・東克樹 調子がなかなか上がらない中でも勝利を拾うポイントを抑えた投球
本調子からは遠いピッチングだったが、苦手のヤクルトから2勝目を挙げた東[写真=松田杏子]
【荒木大輔のPitching Analysis】 昨年は最多勝、勝率第一位のタイトルに輝いたDeNA・東克樹投手。高い制球力が武器ですが、4月12日のヤクルト戦では投げミスが多く、調子はイマイチのように感じられました。初回は二死二塁のピンチで四番・村上宗隆選手をフルカウントからチェンジアップで空振り三振。ここは東らしいピッチングでしたが、2回は先頭のサンタナにいきなり二塁打を浴びました。カウント2-1から外角高めに浮いたストレートをライト線際に運ばれた一撃でした。 そして一死三塁となったところで打席には赤羽由紘選手を迎えます。当然、この場面でバッテリーが考えるのは外野へフライを上げさせたくないということです。犠牲フライを避け、内野ゴロでアウトを稼ぎたい。昨年までだったら低めに投げ、インサイドを突き、それを可能にさせていたと思いますが・・・
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週刊ベースボール