【インドネシア】国営電力、新首都にEV充電設備18基を整備
インドネシアの国営電力PLNは18日、東カリマンタン州で整備が進む新首都「ヌサンタラ」で、電気自動車(EV)用の一般充電ステーション(SPKLU)を18基整備したと発表した。17日の独立79周年の記念式典に向けて整備された。同日時点での利用回数は340回以上、供給電力は6,568キロワット時だという。 PLNは、バタカン・スタジアム、国家官房庁舎などを含むヌサンタラとその周辺の3カ所に18基のSPKLUを整備した。このうち8基は超急速充電器、4基は急速充電器、3基は公衆充電スタンド(SPLU)となっている。SPKLUのサービスは全て、PLNのスマホアプリ「PLNモバイル」を通じて提供される。 PLNは、ヌサンタラで17日に開催された独立79周年の記念式典で、国家官房のEVや、電気バス、電気パトカー、電気タクシー、大統領警護隊の電動バイクなど主要車両の運行をサポートしたと表明した。 PLNのダルマワン社長によると、EV支援インフラの構築は、100%環境に優しいエネルギーエコシステムを使用するヌサンタラの「フォレストシティー」のコンセプトに合わせたもの。将来的にヌサンタラでは、全てクリーンな電気エネルギーをベースにした自動車になると述べた。