J1半分のチームが「新監督」に、2025年をリードする「西日本の3強」、復権を期待「東日本の2大強豪」【日本サッカー「2024総決算」と「2025大展望」の激論】(7)
■ブラジルトリオ頼みの攻撃から「卒業せよ」
大住「一方で、マリノスのほうはどうかな、という感じがするよね」 後藤「そうそう、一からつくり直さないといけないからね」 大住「ブラジル人3人に頼っている攻撃というのが、ちょっともう…。もしかしたら、いなくなるかもしれないし」 後藤「あの3人がいれば、耐え切るサッカーをすれば、ある程度のことはできるし、そうせざるを得ない状況だったもんね。ちょっと苦労するけど、彼らを外してでも新しいチームをつくったほうがいいような気がする」 大住「そうだね」 後藤「今度はポステコグルー監督の直系じゃない、イングランド人のスティーブ・ホーランド監督が来て、さあどうなるか」 ――あまり監督経験がないようです。 後藤「そうなんだよね。代表チームのアシスタントコーチとクラブチームの監督じゃ、全然、違う仕事だもんね」 ――川崎も新監督を迎えて、どう変わるでしょうか。 後藤「長谷部監督はJリーグでの素晴らしい実績を持っている。昔の強かった頃の川崎とはちょっと違ったタイプのチームになるかもしれないけど、良い選手がいっぱいいるんだから、ある程度、計算できるような気はするけど」
■宇佐美抜きで広島に勝利「守備がすごい」
大住「こんなに監督が代わる年って、あまり経験がないんだけど」 後藤「そうそう、すごいよね。J2のほうは結果が出なかったチームも含めて、けっこう留任が多いですけどね」 大住「J1の半分くらいのチームが、来シーズンは違う監督で戦うというのは、なかなかなかったことだよ。そうすると、監督が継続して指揮を執るチームに、ある程度のアドバンテージがあるのかな、という気がするよね。ナンバーワンはミヒャエル・スキッベ監督がいるサンフレッチェ広島だと思うけど」 後藤「まだ正式には出ていないけど、会見で本人も新シーズンの意欲を口にしていたし、そうなるだろうね。ヴィッセル神戸の吉田孝行監督は続投が正式発表されているし」 ――そうなると、その2チームが2025年のJ1をリードすることになりそうですか。 後藤「そこに食い込みそうなのが、ガンバ大阪でしょ。本当に最終節はすごかった。宇佐美貴史を欠いていたのに、広島相手に3点取って勝ったというのはすごいね」 大住「ダニエル・ポヤトス監督の去就は、まだ確定していないけどね。シーズンの後半は、ずっと良かった。最終節で2得点した坂本一彩は、ちょっと化けるかもしれないよね」 後藤「ガンバの守備はすごい。特に中谷進之介は大成長したよね。彼はもともとすごく期待されていたのに伸び悩んだけど、2024年は本当にガンバの中心として活躍して、ベストイレブンにも入った。さらに宇佐美が復活というか、これまでより、もっと上のレベルの選手になってきたし。ほとんど負けなしだった2024年の終盤のチームに宇佐美が加われば、もっと強くなりそうな気がする。その頃の力関係から考えれば、神戸、広島、ガンバが3強として2025年のJ1をリードするんじゃないかな」
大住良之,後藤健生
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