今年は「年賀状じまいをする」4割 ハガキの値上がりなど影響 LINEで代替できるけれど「届くとうれしい」【読者アンケート結果】
では、「年賀状じまい」について、みなさんはどのように感じているのでしょうか。 最も多かったのは「LINEやメール等でのやり取りになって、特に変化はない」が43.5%。続いては、「新年のやり取りはなくなったが、それでも構わない」が38%でした。 不自由や目立った変化はない、という回答が多かった一方で、「あいさつや近況報告がなくなって残念、さびしい」という回答も32.4%。「LINEやメール等でやり取りしているが、はがきのほうがいい」という声も12.1%ありました。 なお、「こちらは出しているのに、返さないのは失礼だ」(6.7%)という意見もありました。 ■やめたいけど、届いたらうれしい年賀状 年々減りつつある年賀状ですが、その準備の負担の大きさに悩む声が、アンケートでは多く聞かれました。 「本音」を言えば年賀状は止めたい。しかし、なかなかこちらからは「年賀状じまい」するとは言い出せない……。そんなもやもやをアンケートに寄せた50代女性。 「ラインなどのSNSでつながっていればいいですが 年賀状だけの付き合いの人は もう会うことはないだろうと思います。会いたいねと書いてあって何十年も会っていません。何か一言メッセージもなく印刷だけの年賀状に何の意味もないと思います。LINEもメールも知らない人は年賀状じまいをするとそれで縁が切れてしまいますね」 「もういいかな、と思うが、向こう側が送ってくるのでしんどい」「年賀状じまいしたいのですが、夫が続けたいというので、仕方なく続けてます」という声も。 その一方で、「年賀状じまいをしましたが、やはり届くと嬉しいです。複雑な心境です」(70代男性)という意見もありました。 書いて出すのは大変だけど、届いて近況がわかるとうれしい……。そんな葛藤とともに、多くの人が今年も年賀状の準備を進めているのでしょう。 (AERA dot.編集部)
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