魚市場"架空会社の名義"で2億円超の不適切取り引き 県が再発防止求める措置命令 宮城・塩釜市
東北放送
宮城県の塩釜市魚市場で水揚げされた水産物について、架空の会社の名義を使い2億円を超える不適切な取り引きがあったとして、県は10日付けで、魚市場の設置者にあたる塩釜市長に対し、再発防止などを求める措置命令を出しました。 【写真を見る】魚市場"架空会社の名義"で2億円超の不適切取り引き 県が再発防止求める措置命令 宮城・塩釜市 宮城県によりますと、塩釜市魚市場を運営する「みなと塩釜魚市場」は2012年から2023年3月までの間、水揚げされた水産物の売り上げ伝票を架空の会社の名義を使って書き換え、水揚げ代金の一部を漁船に現金で手渡していたということです。 2023年10月、匿名の通報を受け県が調査したところ、不適切な取引は2億1300万円あまりに上り、このうち1億4600万円あまりは市や県への報告もありませんでした。これを受け県は、10日付けで塩釜市長に再発防止と取り引きの透明性を求める措置命令を出しました。塩釜市は「設置者として重く受け止めている。再発防止策を講じて二度と起きないように努めたい」とコメントしています。
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