阪神・藤川球児監督

　２・１からサバイバル！　阪神・藤川球児監督（４４）が２５日、選手たちに“戦闘ボディー”を仕上げて来春の沖縄キャンプに臨むことを求めた。ゲラ、岩崎ら一部の投手は除いて、オフの間に、キャンプ初日から試合に出られるだけのコンディションづくりを指令。「勝ってないわけですから。キャンプインの時に全選手が戦える状態、スタメンで出られるぐらいに仕上げてきてもらいたい」と力強く方針を示した。 　特に野手のポジション争いは激化する。「どんな選手も簡単にベンチには入れない。野手は特に“イス”が少ない」。だからこそ、キャンプインと同時に勝負できる状態であることが大前提だ。「紅白戦、オープン戦で若い選手が打てば打つほど、（ベテランの）出番は、なくなる。競争は激しくありますから」とし、ベテラン勢にも例外なく早期アピールを促した。 　中日の名将・落合監督や日本ハム・新庄監督は春季キャンプ初日に紅白戦を実施し、競争心をあおった。藤川阪神はいきなりの実戦こそ予定しないが、狙いは共通する。「私は来年が初めて（就任１年目）ですけど、任期の間は常にそれを思い続けようと思います」と２月１日に全選手が戦える状態を求めていく指揮官。宿題は課した。球春到来とともに、戦いのゴングが鳴る。（小松　真也）