【釣果上昇中!】マダイにイサキにウマヅラに!千葉県富浦港『共栄丸』
マダイ狙いの王道「コマセマダイ」釣り。ハリスの長さ調整や巧みなコマセワーク、タナ取りの「読み」が重要になってくる。今期も〝のっこみ〟の時期に合わせて釣行を目論んでいたところ、ようやく釣果が上向いてきたという知らせを受け、千葉県は内房富浦港の『共栄丸』を目指した。 【写真】良型イサキなどゲストも多彩!
アクセス
東京湾アクアライン経由、もしくは京葉道路経由で館山自動車道・富浦ICで降り、突き当り(多々良)を右折した先のカーブをすぐ左折すると、600m左に「共栄荘」の看板あり。 共栄丸が停泊している所に車を停めることができる。時間になると船長と女将さんとで受付を開始。乗船名簿に必要事項を記入して順番に釣り座を決めていく。
タックル
コマセマダイ釣りの醍醐味のひとつが竿だ。長めで、なおかつ満月のようにしなる「ムーチングアクション」の専用竿を使用するのだが、1)マダイの突っ込み・引きを吸収する、2)細いハリスにかかる負担を軽減する、3)船の揺れを吸収して棚を安定させる、4)コマセカゴが不用意に動きコマセが多く出てしまう事を防止する、等々…コマセマダイに特化したメリットがある。その曲がりを見ているだけでも興奮してしまう。 近年はグラス総巻の竿も軽量化され、小型電動リールのパワーも上がり操作性も格段に向上した。道糸はPEの3号~4号、コマセカゴは80号。マダイ釣りではコマセを多く出してしまうと他の魚が寄り過ぎてしまうので80号でもスリムなコマセカゴが使われることが多くなってきた。 仕掛けは全長13m前後で、フロロカーボンライン4号前後。スイベル付き、無しの両方が使われていた。天秤はアーム長50cm前後で、クッションゴムは1.5mmを1m。針はマダイ針9~11号。結び目のことも考慮してハリスとのマッチングで合わせていく。
何時来ても雰囲気がある富浦沖
船長の笹子宏宣さんがコマセカゴや釣り座のセットをしてくれて乗船。コマセとなるオキアミが配られ、バケツに入れて解凍し各自準備を開始する。ちなみに今回は女性アングラーの参加が2名。最近、コマセマダイ釣りを楽しむ女性が増えたように感じる。 午前5時をまわり、女将さんに見送られ、朝焼けの中富浦沖へ出船。房総半島の山側から上がるご来光。何かが起こる雰囲気満点だ。航程約15分でポイントに到着すると「棚は上からです。上から45m。コマセはサバが多いので一つまみ程度で」と船長。さらに、「最近は警戒心が強いのでコマセワークをスローに行って下さい」と付け加えた。 開始してすぐに、棚を5m上げて40m、その後35mと細かく笹子船長が指示してくれる。すると左舷大ドモでヒット。ムーチングアクションの竿が撓るコマセマダイ独特のファイトだ。上がって来たのは綺麗な良型マダイであった。続いて左舷胴の間でもマダイがヒットした。少し上からゆっくりと落とし込んでヒットしたようだ。