ニュートンの「慣性の法則」を仕事に適応してみたら、タスク処理が思った以上にはかどった
いわゆる生産性の法則をめぐる話題や研究はたくさんあります。私たちが仕事とは一見関係のないような法則だったとしても、効果的に使えることはよくあること。 ニュートンの運動法則は、特に最初の法則を生産性に応用することができます。
ニュートンの第一法則とは何か?
ニュートンの第一法則(慣性の法則)は次のように述べています。 静止している物体は静止し続け、一定の速度で直線的に運動している物体は、外力が加わらない限り、その状態を維持し続ける。 もちろん、彼はここで物理学について話していましたが、ウェブ上の生産性の領域にも転用できます。 これは理にかなっています。たとえば、家の掃除をしている最中に「ゾーン」に入り、作業を続けることがあります。 一方で、仕事をはじめることを先延ばしにしていると、ソファに座って何もしないことだってあります。
ニュートンの法則を生産性にどう応用できるか?
実際に、動きはじめ、動き続けるというマインドセットが大事です。 たとえば、核医学部門の医療従事者がこのアプローチを使用したレビューでは、「新しいアプローチ」と評価されつつも、「生産性に対して肯定的な影響を持つ」と結論が出ています。 「動き続ける」ことではなく、「動き出す」ことがポイントです。 以下は、動き出すためのコツです。2分ルールを試してみてください。
2分ルールのはじめ方
これは、2分以内で完了する作業はすぐに行なうという考え方です。 メールが届いたらすぐに返信しましょう。 ゴミを出す必要があれば、気づいた瞬間に出しましょう。 予約をキャンセルする必要があれば、すぐに電話をかけましょう。 小さなタスクをすぐにこなす習慣を身につけることで、勢いをつけることができます。私も同じ方法を使っています。
シンプルなタスクからはじめる
だから、もっとも大きな仕事や要求の厳しい仕事を最初にする「カエルを食べる」アプローチではなく、シンプルなタスクを最初にリストに入れています。 たとえば昨日は、チケットの注文を確認し、W9に記入し、卒業式の衣装を注文し、洋服棚を全部掃除し、12ページの論文を書かなければならなかったとします。 この3つの小さなことを先にこなすことで、前向きな気持ちと勢いが生まれ、1日の後半にもっと大変なことをこなす後押しになりました。ToDoリストがチェックマークで埋まっていくのを見るのはやりがいがあります。 1-3-5のToDoリストを使っているのなら(そうすべきです!)、ニュートンの法則の力を活用できるように、1日を裏返して、5つの小さなタスクに取り組んでから、3つの中くらいのタスクと大きなタスクに取り組むようにしましょう。 ──2024年5月12日公開記事を再編集して再掲しています。 Source:JNM
ライフハッカー・ジャパン編集部