金メダルを手に帰国した島田麻央

　フィギュアスケート女子の世界ジュニア選手権で２連覇した島田麻央（１５）＝木下アカデミー＝が４日、関西空港着の便で帰国し、中京大中京の高校生として迎える来季への抱負を語った。 　世界ジュニアはＳＰ２位からフリーで４回転トーループを成功させるなど鮮やかな逆転勝利。国際大会の連勝を１０に伸ばした。「２位発進になったが、（首位の韓国・シン・ジアと）１点差くらいしかなかったので、逆転というより自分のできる最高の演技をしようと思った」と落ち着いて滑り切った。「２連覇できたのがすごくうれしいし４回転を決められたのがうれしい」と声を弾ませ「２連覇して、３連覇したい思いが出てきた」と次なる目標も口にした。 　４月から愛知・中京大中京高の通信制課程に入学することもこの日発表された。プロスケーターの浅田真央さんら多くの五輪選手が在籍した高校の後輩となる。「スケートを始めた頃は同じ学校に行けると思っていなかったのでうれしい」とし「素晴らしい選手が卒業した学校なので、続きたいというのもある」と将来的な五輪出場にも意欲をみせた。女子高生生活については「もうちょっとおしゃれになったほうがいいかなと思うので、おしゃれを目指したい」とニッコリ。この日も長い髪を編み込みにしたハーフアップ姿だったが、今後はおしゃれに磨きがかかりそうだ。 　今シーズンは公式戦を終え、アイスショーなどに出演予定。来季に向けては「今大会でスケーティングがまだまだできていないと実感したので、それをメインに練習したい」と話した。