ドイツ大会で掲げられた「半旗」、クライフの「不参加」とアルゼンチンの「軍事政権」【ワールドカップと独裁者の不思議な関係】(1)
■欧州諸国から「反対」の声が上がるも…
さて、イサベル大統領の下でも経済的、政治的混乱が続いていたアルゼンチンでは、1976年3月に陸軍のホルヘ・ラファエル・ビデラ将軍がクーデターを起こし、軍事独裁政権が発足しました。イサベル大統領はスペインに亡命します。 軍事政権は左翼やリベラル勢力など反対派を激しく弾圧。数万人の人が行方不明になってしまいます。多くの人がヘリコプターから海に突き落とされて亡くなったと言われています。 そんな軍事政権が支配するアルゼンチンでのワールドカップ開催に対しては、ヨーロッパ諸国から反対の声が上がり、ボイコットも呼びかけられました。ヨハン・クライフが1978年大会に参加しなかったのは、そのためだとも言われました。 アルゼンチンでは軍事政権内部にもワールドカップ開催返上論があったのですが、ビデラ将軍はワールドカップを利用することにしました。
後藤健生
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