休業要請を段階解除 大阪・吉村知事が会見(全文3)宣言解除後も大阪モデル続ける
他府県との調整で再検討した項目は
神戸新聞:神戸新聞の【マエカワ 00:49:45】といいます。各府県との調整について、もう少し詳しくお伺いさせてください。休業要請の解除の対象とかガイドラインについては知事の権限で判断されたというふうにおっしゃってましたけれども、今回、コロナ対策で大阪府が先行して判断される事例というのが多かったのかなというふうに思ってます。今回の要請解除に伴って、各他府県との調整の中で、大阪府側が再検討をしたものとか、他府県側の主張を受け入れた項目とかがあれば、お教えください。 吉村:僕自身が参考にしたのは、ずばりそれが当てはまるわけじゃないですけど、1000平米以上・以下で、京都も兵庫も少し考えていた時期があったと思います。で、それについては僕も参考にさせていただきました。その辺りを調整してきたという面もあるかなとは思っています。だから、1000平米を超えるか、超えないかっていうようなところについては、兵庫や京都のほうが早かったんじゃないかなとは思ってます。だから、それはクラスターの発生したところだけにするのか、あるいは、そういった1000平米を基準にもう1つ考えるのか。もう1つ考えるのかっていうところについては、僕は京都・兵庫の意見を参考にさせていただいた、調整をしながら進めてきたというとこかなとは思ってます。 それぞれ、お互いがお互いに意見を出しながら、それぞれ独立した府県なんで、それぞれの考え方がある中で、調整ながら、あるいは自分たちの考えを示しながらっていうのをやってきた、それが実態です。 司会:次のご質問をお願いします。
介護施設の感染対策構築を待たなかった理由は?
大阪日日新聞:大阪日日新聞の【キノシタ 00:51:34】と申します。今、大阪府は現在、おっしゃるとおりリンク不明の市中感染というのはかなり押さえ込んでると思うんですけれども、これで心配なのはやっぱりクラスターっていうところかと思います。その中でも、介護事業者、従事者の方から、かなり心配の声を聞いておるんですけども、今回、補正予算で介護施設に対して感染対策というのは盛り込まれました。これである程度、介護施設とか介護事業者さんの感染対策が構築されてから解除という考え方もあったかとは思うんですけども、それを急がれたっていうか、その辺の理由をもう少しお聞かせください。 吉村:介護施設に対しては変更はありません。介護施設はこれまでも事業の継続っていうのをお願いしてました。で、今もお願いをしてるという状況です。で、利用者の方に対しては、家で見れる場合は家で見てくださいっていうのをこれまでもお願いしてましたし、これからもお願いするということで、介護事業者に対しての変更はありません。