休業要請を段階解除 大阪・吉村知事が会見(全文3)宣言解除後も大阪モデル続ける
大阪モデルは緊急事態宣言解除後も続けるのか
関西テレビ:関西テレビの真鍋です。緊急事態宣言と大阪モデルの関係をちょっと整理したいんですが、なんとなく緊急事態宣言、もう今月中にもなくなってしまいそうな感じがするんですけれども、大阪モデルは緊急事態宣言がなくなったあとも続けていかれるのでしょうか。 吉村:続けていきます。コロナウイルスをコントロール下に置くまでは続けたいと思います。つまり、ワクチンなり治療薬なり開発されて、このコロナがわれわれから見て、例えばコントロール下にある例えばインフルエンザ、もちろん、インフルエンザで亡くなる方もいらっしゃるんですね、毎年いるし、非常に重篤化される方もいらっしゃいますが、きちんとした治療薬があって、ある意味、感染爆発で医療崩壊するようなことはインフルエンザではありませんので、そういった意味では、このコロナをコントロール下に置くまでは大阪モデルっていうのは続けていきたいと思います。 という意味では、第2波、第3波がいつ来るか分からないと言われてますし、座長の朝野先生はやっぱり秋冬が危険であると。インフルエンザの時期とコロナが重なったときが非常に危険だとおっしゃってますので、これから冬の間もこれについては引き続き、数字とかはバージョンアップしていくかも分かりませんが、こういった入り口・出口の指標っていうのは、コロナをコントロール下に置かない限りはずっと続けるということになるんだろうと思ってます。
宣言解除後、何を根拠にするのか
関西テレビ:レッドステージに移るような局面がきた場合になんですけれども、これは今後は緊急事態宣言がもしなくなっていた場合は何を根拠にされていくんでしょうか。 吉村:まず、レッドステージに入ってきて、レッドステージの1、2が想定できると思いますが、レッドステージの1は、これは、想像してもらったら分かるんですけど、大阪の過去の実績に当てはめたら、だいたい3月の25日か26日、27日、この辺りです。ちょうど僕が兵庫と大阪の行き来を、これ、やめてくれて、週末やめてくれだとか、それから、夜のクラスターが発生したんで接客を伴うとこはやめてくれ、あのときがちょうどその時期でした。 そのとき、国の緊急事態宣言が成されてたかというと成されてなくて、僕自身は緊急事態宣言やってくれよっていうふうに言ってた時期です。ですので、緊急事態宣言がない可能性もありますが、このアンテナの指標が続けば、その後ぐっと上がってくるっていうのは、僕たちはかなり強い確信を持っています。ですので、この3つのアンテナが付いたときには休業要請をお願いしますし、国に対しても引き続き緊急事態宣言をもう1回出してくれというふうにお願いすることになるだろうと思います。 レッドステージについては、これは具体的な数値は出してないですけども、イメージとすれば4月の上旬から中旬で右肩上がりになってる、もう誰が見てもこれ危ないやんかという時期を想定していますので、そうなってきたら国は緊急事態宣言を当然出すと思いますから、緊急事態宣言下での措置になるというふうに思います。