「速いがリスクが高すぎ」角田裕毅、2つのクラッシュで失望を味わったメキシコGPの各国メディアの評価は!? 「忘れたい週末」
一方、『RaceFans』は「角田にとっては評価が難しい週末となった。レース開始から10秒足らずでリタイアとなったためだ。事故に巻き込まれたことに関しては責められないが、Q2でのクラッシュは責任を問われるかもしれない。皮肉なことに、それが11番グリッドを確保する助けにもなった」と、彼の週末を評している。 続いてオランダのF1専門サイト『RN365』は、「ターン12でRBをクラッシュさせるまで、ユウキの週末は順調だった。決勝でピエール・ガスリー(アルピーヌ)がアルボンを押し込んだ際、その巻き添えになったのは少しばかり運が悪かったかもしれない」と、こちらも他メディアと同様の総括となった。 スペインのF1専門サイト『F1i.com』は、「フリー走行では3番手と速さを見せたが、その後は全てが崩れ始め、Q2の終わりに激しいクラッシュを喫した。レースでのインシデントに関しては、どちらのドライバーもほとんど回避する手立てがなかったものの、失望を味わったRBドライバーにとってはより受け入れるのが難しい結果になった」と、ネガティブに振り返っている。 一方、スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「日本人ドライバーにとっては“忘れたい週末”となってしまった。2度のクラッシュを喫したが、1回目は彼のミス、次の1回はそうではなかった。たいていの場合、物事はこんな形で進んでしまうものである」と、やや諦めを含んだ表現で、角田のメキシコGPをまとめた。 そして英国のモータースポーツ専門サイトは、ランキング形式での選手評価で、角田を20人中の「19位」とし、「速いがリスクが高すぎ」と厳しく評価。「ターン12でブレーキをかけるまで、角田の週末はアップグレードされたRBで有望に見えたが、ロックアップとクラッシュがQ3進出のチャンスを失わせ、チームメイトのチャンスも台無しにしたことで、彼の週末を最悪のものに変えてしまった。それが、決勝スタート時のハイリスクな位置取りに繋がり、アルボンに寄せられる原因となったのだろう」と寸評を綴っている。 構成●THE DIGEST編集部
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