雑誌「男の隠れ家」編集部が選んだいいもの。馬具製作の技術を活かしたトート
■創業以来の『道具屋としての誇り』と『本物』を造る心 ■●「名宝」SOMÈS SADDLE(北海道)× レザーバッグ 【関連画像】雑誌「男の隠れ家」編集部が選んだいいもの。馬具製作の技術を活かしたトート (※その他の写真は【関連画像】を参照) 明治時代以来、北海道の開拓に貢献したのが“馬”、そして人々が馬とともに生活するために必要とした“馬具”だった。そんな伝統的な馬具で世界に挑戦しようと、昭和39年(1964)道央エリアの歌志内に創業したのがソメサドル(以下ソメス)だ。 現在も修理を行う馬具店はあるが、イチから生産を行っているメーカーは国内ではソメスのみ。そして馬具作りと必要なものを同じくし、ソメスが市場拡大のために目をつけたのがレザーバッグだった。 昭和60年(1985)、ソメスは馬具作りで培った技術を生かしてバッグの製造を始めた。ソメスのレザーバッグは品質の高い革素材と馬具同様のタフさが魅力だ。 その中でも、今回お勧めするのはベーシックなデザインの「トロット トート」。名前は馬術用語で“速歩”を意味し、普段から軽快に持てるように、軽さを重視、また馬具製造由来の耐久性も兼ね備えている。どこへ行くにも、つい手に取ってしまうような使い勝手の良さを目指して作られた。 また本体の革はシボ(凸凹のしわ)を強く出したオイルレザーを使用しており、オイルレザー特有のエイジングを楽しめるだけでなく、牛革が持つ素材感を強く表現している。上等な革素材はスーツ姿にも映え、フォーマル意外にもカジュアルな装いにも。 馬具メーカーならではの革素材を知り尽くした、高度な設計や素材の選定が、この美しく使い勝手の良いバッグを生み出した。これを実現できるのは、ソメスがあらゆる製造工程を一貫して行っているからだ。 伝統的な馬具製作を起源とするからこその技術、丁寧な作り込み、そしてバッグ制作への思いをこの逸品から感じたい。 【商品概要】 製品名:トロット トートバッグ 価 格:6万9300円 サイズ:幅370×高さ300×奥行140mm 重量:約1kg 素材:外装:牛革/内装:綿 カラー展開:ブラック、ダークブラウン SOMÈS SADDLE 北海道砂川市北光237-6 TEL:0125-53-5111 公式HP: