75歳ひとり暮らしの「不安」との向き合い方。物忘れによって生じた新たな難題
不安は感じたら、すぐにでも「はっきりさせること」
不安は果てしないものではありますが、モヤモヤしている不安感は、「はっきりさせる」ことが、いちばん大事だと思っています。そして明確化された不安をどうしたら取り去れるか考えて、「行動して」みることです。今回の場合はものの見事に、“物忘れ”による私の過ちだったわけで、これからの生活に警鐘を鳴らしてくれました。そして今後は、書留便などの受け取りを手帳にメモしておくことにしました。 それでもなお、証書に同封されていた新しい制度の説明がよく理解できなかった、ひとり暮らしの私は、関係所に再び問い合わせをしたところ、丁寧な解説のおかげで、理解にこぎつけました。もし読解できないまま手続きを後まわしにしておけば、これも知らないうちに漠然とした不安感を膨らませる要因になりかねません。不安にならない暮らしは、不安感を言葉に置き換えてみること。そしてなにか行動してみることだと思っています。
小笠原洋子