「みんなから目標とされて応援される人になりたい」(清本美波)【月刊GD女子プロカレンダー2025インタビュー ♯1】
現在発売中の「月刊ゴルフダイジェスト1月号」は、毎年恒例の別冊特別付録“女子プロカレンダー”付き。2023年のJLPGAプロテスト合格者6名に登場してもらい、自分の“好物”とのツーショット(⁉)に挑戦してもらった。“みんゴル”読者には、カレンダーには掲載しきれなかったお話とアザーカットをお裾分け。第1回は、9~10月を担当してもらった清本美波(きよもと・みなみ)プロを紹介! 清本美波プロの撮りおろしカット集
根底にあるのは「上手い子に勝ちたい」という思い
2023年のプロテストでトップ合格を果たし、多くの人たちの期待を背負い戦うことになった清本美波プロ。もともと何がきっかけでプロを目指したのか? 「ゴルフが楽しいなと思ったのは、沖縄県にあるリゾートコースで初めてラウンドした時ですね。普段は練習場で打ちっぱなしをしているだけだったので、ラウンドできたことが楽しかったんだと思います。当時はまだドライバーと7番I、パターぐらいしか持っていなくて、ジュニアセットを借りて回りました。打ったことがないクラブも使って、ホールアウトし切れるレベルじゃないから、散歩がてらみたいな感じでした(笑)。それから徐々に試合に出るようになり、ゴルフが上手い子を見るたび『こんな子がいるんだ、勝ちたいな』って上に行きたいなと思う。その延長でここまで来たんです」
清本プロが次々憧れていった“上手い子”たち。そのうちの一人が、米国留学中の長谷川せらだ。普段使っているマーカーは、彼女からもらったものだそう。当時のことを楽しそうに話してくれた。 「出会ったのは、小学生の頃。いつも練習していたショートコースにすごい上手い子がいるというのを聞いていたんです。それが長谷川せらちゃんでした。たまたま話す機会があってそこから仲良くなりましたね。せらちゃんのすごいところは、まずやっぱりゴルフがめっちゃ上手いこと。同じレッスンに通っていたんですが、自分で考えて練習しているのが印象に残っています。 ちゃんと自分の意思があるから教えてもらっているコーチに口ごたえというか(笑)、なんか言うんですよ(笑)。たしか中学生の時だったかな?『いや、私はこう思うんですけど』って。それを私は『すごいなっ!』と思いながら(笑)。うっふふふふ(笑)。気が強いですね。3つ上の先輩でめっちゃ怖いけど、でもめっちゃ上手いなと思って(笑)。話しててもはっきりズバズバ指摘されるけど、仲良くはしてくれるから、気は合ったんだと思います(笑)。 アマチュアの試合でも一回も勝てたことがないんですよね。勝てないままアメリカに留学しちゃって。初めて帰国した時に『あげる~』ってくれたのが、ずっと使っているマーカーです。せらちゃんが通っていた大学のものなんですけど、これを使って初めて出た大会の成績が良くて。やっぱりなんかパワーがあるのかなって思って、そこからずっと使ってますね(笑)。プロテストでも使いました!」