ライターオイルをまく…自宅に放火して母親を殺害しようとした罪 無罪を主張していた男に懲役7年の判決
富山テレビ放送
3年前、自宅に放火して母親を殺害しようとした罪に問われている富山市の男の裁判員裁判で、富山地方裁判所は懲役7年の判決を言い渡しました。 判決を受けたのは富山市の無職、上田明治被告です。 判決によりますと、上田被告は2021年9月、母親が死亡してもかまわないと考えて自宅の台所の段ボールなどにライターオイルをまいて放火したとされています。 これまでの公判で上田被告は「母親の介護を弟に押し付けようと、放火したという捜査段階での供述は嘘だった」などとして無罪を主張していましたが、14日の判決で富山地方裁判所の梅澤利昭裁判長は、「激しく燃えたとされる箇所が広範囲に複数確認され、放火と強く推認される」とし、また、消防が早く消火活動に着手したことに上田被告が不満を表す独り言をしていたことなどから上田被告が放火したと認定し懲役10年の求刑に対し、懲役7年の判決を言い渡しました。
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