ロケットラボ、エレクトロンの派生ロケット「HASTE」を打ち上げ
ロケットラボは日本時間2024年11月24日に、「HASTE」ロケットの打ち上げを実施しました。ミッションに関する詳細は公開されていません。打ち上げが行われたアメリカ航空宇宙局(NASA)ワロップス飛行施設のX(旧Twitter)アカウントが、ミッションは無事に完了したと報告しています。 ロケットラボ、極超音速サブオービタル飛行ミッション「HASTE」をレイドスと契約(2023年9月) 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 打ち上げ情報:HASTE(Leidos-2) ロケット:HASTE(Hypersonic Accelerator Suborbital Test Electron) 打ち上げ日時:日本時間 2024年11月24日15時00分【成功】 発射場:ワロップス飛行施設(アメリカ) ペイロード:不明 HASTEミッションには、主に国防総省など米国の安全保障に関する機関が関与しています。そのため、搭載されるペイロードも機密性が高く、詳細が明らかにされていません。
HASTEとは
「HASTE(Hypersonic Accelerator Suborbital Tesy Electron)」とは、ロケットラボのサブオービタル飛行(準軌道飛行、弾道飛行)用ロケットです。 HASTEは同社のエレクトロンから派生したロケットで、ペイロードのサブオービタル飛行を支援します。通常のエレクトロンと同じように3Dプリンターを使った機体やロケットエンジンが使用されているいっぽうで、サブオービタル飛行用に改良された第3段や大型のフェアリングを特徴としています。また、最大700kgのペイロードを高度80km以上へ運ぶ能力を持つとされています。
sorae編集部