BEAMSの名物ディレクターが勧める福島で買える絶品土産とは?【フーテンの寅みやげ】
●年間120日を旅に費やすBEAMS JAPANの名物ディレクター・鈴木修司さん。他人へのお土産は買わないものの、実はひそかに旅先で自分(と家族)のためだけに買っている秘密のお土産が。旅先で仕入れたオススメのお土産をご紹介します。
こんにちは。BEAMSの鈴木修司です。BEAMS JAPANの企画や仕入れを行う関係上、東西南北、日本の地方を巡る日々を過ごしています。尊敬する人物は『男はつらいよ』の車寅次郎。寅さんのように、日本全国、年の1/3は旅の空です。 老舗『うえんで』の「山塩ラーメン」の画像を見る この連載では、私が旅先で見つけた各地のお土産を、独断と偏見でセレクト。そこでしか買えない銘品を「フーテンの寅みやげ」としてご紹介していきます。ちなみに、私がお土産を買うのは、友人や会社のためではなく自分用。なぜなら、時間に制限のある旅先では己の欲望が最優先。他人様のお土産を選んでいる時間も余裕もないのです……。 だからといって、他者への思いやりに欠けた冷たい人間なんじゃありませんよ(笑)。限られた時間で自分(と家族)のために選びぬくからこそ、いいモノが見つかるし、それは確信を持ってみなさまにオススメできる品々ということでもあります。 まず初回の旅先は、福島県の会津地方の銘品をご紹介していきましょう。
JR只見線沿線は美味しいお土産であふれている
初回の旅先は、福島県の会津地方、その中でも“秘境路線”として名高いJR只見線の沿線、奥会津エリア。“乗り鉄”、“撮り鉄”の方はご存知でしょうが、それはそれは素晴らしい路線です。
会津若松駅から新潟県の小出駅まで只見川の谷間に沿ってたくさんの橋を越えて走っていくのですが、驚くほどの絶景の連続なのです。
地方における貴重な情報源の一つは、各地にある道の駅です。今回、立ち寄ったのは、柳津(やないづ)町にある「柳津町観光物産館 清柳苑」でした。 そこで買える代表的なお土産物が、ご存知、厄除け(病除け)の縁起物「赤べこ」。そして“食べるお土産”のオススメは、ズバリ“山の幸”です。
レトロで愛らしいパッケージのキノコ類の缶詰の品揃えが素晴らしく、先日訪れたときは大好物の「なめこ」を購入しました。画像の通り、小さな缶詰の5連売りというスタイル。ニクらしい演出ですね。 そして会津地方に限らずですが、各地で買ってしまうもののひとつがはちみつ。はちみつに目がない筆者、土地ごとに個性的な草花の蜜を見つけると、必ず買い物カゴに入れてしまいます。