【徳山ボート(モーニング)GⅢオールレディース】人が変われば(乗り)味も変化する
<9日・徳山ボート・4日目> <記者コラム・河野強の強行採穴> 今節は出張ということもあり毎日が外食。初日は70代の女性が2人で切り盛りしている小さなお店に入った。店内に貼ってあるメニューに目を向けると、〝牛骨ラーメン〟というなじみのないラーメンが目に留まった。調べてみると、この地域のご当地ラーメンのようだ。どんな味かと興味をそそられ注文。味は薄い豚骨ラーメンといった感じだった。 現地の記者にその話をすると「そんなことはない」とのことだったので、翌日も同じお店に足を運び確かめてみた。初日とは違って、2日目はしっかりした濃い味のおいしいラーメンだった。おいしかったので、またその翌日も同じお店へ。すると初日、2日目とスープの色が違う…。3日目はしょうゆラーメンのようで、まるで別物のラーメンだった。 思い返せば、一人の店主がスープに命を懸けて作るラーメン屋とは違い、毎日違う年配の方がラーメンを作っていた。作る人が違えば味も違う、叩く人が変われば乗り味も違う。ペラ調整を連想させられた初めての牛骨ラーメンだった。 ▼2R 3日目に魚谷香織のアドバイスでペラ調整し、さらなる上積みを図った井上未都が、強力な足でまくり差す。5=124―124。 ▼11R 堀之内紀代子は「今節までは伸び型はやらないつもり」と前操者の峰竜太の仕上げた出足寄りのペラを信頼。初優出に気合が入る井上未都がまくりに仕掛けた最内を差して抜け出す。4―12―123。