【エリザベス女王杯 展望】唯一の3歳馬レガレイラ、秋華賞をパスして古馬撃破を期す
今週はJRA秋のG1シリーズが再開。3歳と古馬の統一女王決定戦「第49回エリザベス女王杯」(10日、京都芝2200メートル)が行われる。 メンバー中、唯一の3歳馬で秋華賞をパスしたレガレイラが主役を務める。春は皐月賞6着、ダービー5着と牡馬を相手に健闘。今季初戦のローズSはスタートから行き脚がつかず、まさかの5着に敗れたが、あくまで前哨戦。一度使われ、気配は良化している。全6戦で上がり3F最速をマーク。持ち前の末脚をフルに生かせる京都外回りで、昨年ホープフルS以来のG1獲りにチャレンジする。 シンリョクカは前走の新潟記念で重賞初制覇。2番手から長く脚を使い、ゴール前の激戦を鼻差で制した。充実期を迎え、昨年9着以上の走りが期待できる。 シンティレーションは3勝クラスVから挑んだ前走の府中牝馬Sが勝ち馬ブレイディヴェーグと同じ最速の上がり3F32秒8をマークし10番人気2着。ぐんぐん力をつけている。今ならG1でも楽しみ。 22年秋華賞馬スタニングローズは近走の着順が振るわないが上位に食い込むだけの地力はある。昨年3着ハーパーは京都替わりで存在感を示す。