車vsバイク!「往復5キロ」の通勤に使用するなら安いのはどちら?非課税枠についても解説
通勤時に車やバイクを使っている人の場合、燃料代や通勤手当について考えることがあるかもしれません。 「雨天時でなければ、車ではなくバイクを使った方が燃料費がかからなくていい」と考える人もいます。今回のケースのように、通勤距離がそれほど長くない場合は、バイクの方が手軽と思う人もいるでしょう。 本記事では、往復5キロの通勤の場合、どちらがコスト面において優れているのかを解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
車とバイク、コスト面で安いのはどっち?
車とバイクの燃費をそれぞれピックアップし、月々の交通費でいくらかかるか計算してみましょう。車はトヨタカローラの「X(ハイブリッド車2WD)」、バイクはホンダの「Super Cub 50」をそれぞれ代表とします。 ■バイクは車より燃費に優れている 各車の燃費は表1の通りです。
出典:トヨタ自動車株式会社「トヨタカローラ 主要諸元表」、本田技研工業株式会社 「Super Cub スペック・サイズ」より燃料消費率(燃費)を基に算出し、筆者作成 バイクの方が3倍以上燃費に優れています。今回のケースのように往復5キロの通勤距離であれば、バイクのガソリン消費量は50ミリリットル未満と、車の3分の1以下ですみます。 ■月々の通勤費はバイクが約3.6倍安い 続いて往復5キロ通勤する場合の、車とバイクの月々の通勤費を計算します。 仮に毎月22日出勤すると仮定すると、月々の走行距離は110キロです。この場合、車のガソリン消費量は「約3.6リットル」、バイクは「約1.0リットル」となります。 経済産業省資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」によると、2024年9月9日時点のレギュラーガソリン店頭現金小売価格の平均は「185.2円/1リットル」でした。計算すると、車の通勤費は月々約667円、バイクは月々約185円となり、バイクが約3.6倍安い結果になりました。
バイクの燃費が車より安い理由
燃費を左右する要因はさまざまですが、大きな要素の一つは「重量」です。重量が大きいと燃費が悪化しますが、バイクは車よりも軽いため、燃費が優れています。 また燃費は排気量によっても左右されます。車は軽自動車でも排気量が660ccほどあるのに対し、バイクは原動機付自転車であれば50cc~と排気量が低いです。通勤費を少しでも安くおさえたい場合は、バイク通勤にするといいでしょう。