【MLB】ヤンキースが接戦を制す 3勝1敗で地区シリーズ突破 2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出
地区シリーズ第4戦【ヤンキース3-1ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム
日本時間10月11日、ヤンキース対ロイヤルズの地区シリーズは第4戦を迎えた。カウフマン・スタジアムで行われた一戦は、先発のゲリット・コールの好投もあり、ヤンキースが3対1で勝利。シリーズの対戦成績を3勝1敗とし、2年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出が決定した。コールは7回87球を投げて被安打6、奪三振4、与四球0、失点1の好投で勝利投手に。ヤンキース3番手のルーク・ウィーバーがセーブを記録し、ロイヤルズ先発のマイケル・ワカは5回途中6安打2失点で敗戦投手となった。 【動画】ヤンキースのジャンカルロ・スタントンがセンターへのタイムリーヒットを放つ 勝てば地区シリーズ突破が決まるヤンキースは、初回先頭のグレイバー・トーレスが初球を打って二塁打でチャンスメイク。続くフアン・ソトがライトへのタイムリーを放ち、わずか3球で1点を先制した。 先発コールの好投が続くなか、ヤンキースは5回表二死1塁からジョン・バーティのヒットで1・3塁とチャンスを広げ、トーレスがライトへのタイムリーを放って2点目。6回表にはアーロン・ジャッジの二塁打から一死3塁のチャンスを作り、ジャンカルロ・スタントンがセンターへ痛烈なタイムリーを放って3対0とリードを広げた。 コールは6回裏二死1塁からビニー・パスカンティーノにタイムリー二塁打を浴び、1点を失ったものの、7回6安打1失点とエースと呼ぶに相応しい好投を披露。2番手のクレイ・ホームズと3番手のウィーバーが2点のリードを守り抜き、3対1で接戦を制した。 この結果、ヤンキースはシリーズの対戦成績を3勝1敗とし、2022年以来2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定。松井秀喜が大活躍した2009年以来となる世界一に向けて、まずは一歩前進した。 一方のロイヤルズは敗退が決定。それでも前年の56勝106敗から「30勝アップ」という大躍進を遂げ、ワイルドカード・シリーズではオリオールズを2連勝で破るなど、充実の1年となったことは間違いないだろう。若い選手も多く、来季以降も楽しみなチームだ。