野菜多め、フワっと軽い食感で飽きない! グルメ通イチオシの「餃子専門店」[FRaU]
食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、音楽界のグルメ番長、ホフディランの小宮山雄飛さんが東京・下町の人気店「亀戸ぎょうざ」をレコメンド。4店舗ある中で推しの店があるといいます。それは一体!?
野菜多めだから飽きずにイケる 亀戸で70年以上続く餃子専門店
「都内にある『亀戸ぎょうざ』4店はすべてコンプリートしました。各店舗、メニューは微妙に差はあれど、餃子の美味しさはどこも天下一品。最近僕が通っているのは錦糸町店です」 東京の下町・亀戸で産声を上げ、70年以上続くこだわり尽くしの餃子専門店。使用する野菜はすべて国産。ニンニクは青森県産のブランド「ときわ」を使用し、キャベツは季節によって群馬、茨城、愛知と仕入れ先を変えるこだわりようです。 野菜は食感を楽しめるようザク切りにし、飽きのこない餃子に仕上げています。この野菜が多めに入ったあんもまた特徴。飽きずに食べ進められるのです。
「本店はメニューが餃子だけ(ご飯もない!)という超ストロングスタイルですが、錦糸町店はラーメンや炒飯もあります」 その「亀戸ぎょうざ 錦糸町店」で、雄飛さんはどのように食事を楽しんでいるのでしょうか。そのこだわりは、亀戸ぎょうざの餃子ばりでした。 「ひとまず頼むのは餃子1皿にビール。小ぶりの餃子が5個で300円。キャベツがザクっというより、フワっとした軽い食感で、1皿なんてあっという間に食べてしまいます。つきだしで出してくれるもやしもビールに合うんですよ!」
焼くときに使われるラードはオリジナルのブレンド。軽く仕上がり、ぺろりと食べられるのはこのラードによるところも大きいのでしょう。さぁ、勢いがついた雄飛さん、次なる一手は?
「追加の餃子1枚は老酒(ラオチュウ)と一緒に。餃子で老酒をちびちびっていうのが、実に美味しいんです」 これまた酒好きの雄飛さんらしい渋いセレクト。老酒とは、長期熟成された黄酒のこと。黄酒(ホアンチュウ)は、もち米やうるち米などの穀物を原料としたお酒です。これが浙江省紹興市で作られたものを紹興酒と呼びます。こちらは聞き馴染みがあるのではないでしょうか。雄飛さんはそれをちびちび飲むということです。 この“雄飛スタイル”、実行するタイミングも重要なのです。