「生理痛の痛みってどのくらい?」会社で初めて“生理の話” 生理痛体験研修を通して生理について考える
などの感想があり、スタジオでは「これまで生理について知る機会のなかった人にもいい機会になったのでは」という意見や「生理を理由にサボっているというような誤解をされないように女性も気をつけないといけない」という意見も出ました。 アンケートは「この研修に参加してよかった」という意見が多数だった一方で、実は、この研修の参加者をRKK内で募集したときには、20人の定員枠が簡単には埋まらなかったという事実もありました。 スタジオでは、こういう研修を「押し付けられている」と感じる男性も、「生理は女性だけの話にしておきたい」と考える女性もいるのではないかという議論になり、どうすればいいのか難しいという話になりました。 ■全国で研修を行っている大阪ヒートクールのスタッフはどう思う 研修後には、この生理痛体験研修で全国を回っている大阪ヒートクール代表取締役の伊庭野健造さんとブランドマネージャーの久保田千晶さんにお話しを伺いました。 久保田「自己開示っていうのがすごくポイントだと研修に回っていて思うんですよね。最初の座学では、恥ずかしがって聞いてる方もいらっしゃるんですが、ワークショップや体験をすると、おのずと自分のことを話すきっかけになって、自己開示する方が出てきます。そこから『私もなの』という声につながったり、チームで話して仲が深まるという部分があるなと感じるので、生理痛に限らず、色々な痛みや悩みなどを、仕事場でもちょっと出していけるようになったら嬉しいなと思っています」 伊庭野「やっぱり押し付けちゃ駄目だなっていうのをすごく思っていて。僕らの生理痛の体験も、痛みを体験してもらうのはある意味ちょっと押し付けてるなと思うところではあるんですけど『私が苦しいからわかってください』っていうだけではなくて、もしかしたら自分が苦しいと思ってるときに他の人は、他のことに苦しんでいるかもしれないとか、お互い本当に相手がどう考えてるんだろうってことを考え続けるのが大事だっていうのを伝えたいですね」