女児刺傷事件、服役中の男逮捕 謝罪するも殺意否認 2007年・加古川女児殺害事件の関与認める
兵庫県たつの市で2006年、小学4年の女児(当時9歳)が刃物で刺されて重傷を負った事件で、兵庫県警は7日、別の女児殺害事件で服役中の勝田州彦容疑者(45)を殺人未遂容疑で逮捕した。 娘が生きていれば…遺族は訴える ■「刃物で刺した」と供述、殺意は否認 勝田容疑者は2006年9月20日午後6時20分すぎ、たつの市の路上で、学習塾から帰宅中だった女児の胸や腹などを複数回、刃物のようなもので刺し、重傷を負わせた疑い。女児は胸や腹を損傷した。 「女の子を刃物で刺したことに間違いない」という趣旨の供述をしているという。しかし、「殺すつもりはなかった」と殺意については否認している。 女児とは面識はなかった。逮捕後、被害者の女児に対して「申し訳ないと思っている」と話したという。 勝田容疑者は、2004年に岡山県津山市の住宅で小学3年の女児(当時9歳)を殺害したとして、2018年に殺人容疑で逮捕、起訴され、昨年(2023年)年9月に無期懲役の判決が確定し、服役中。 津山の事件と、たつのの事件の犯行手口が酷似しており、今年(2024年)5月ごろから兵庫県警が任意で事情を聴いていた。 当初は否認していたが、一転して、事件への関与を認めたという。 捜査関係者によると、勝田容疑者の供述に、現場の状況や犯行態様の説明内容に矛盾がなかったとしている。 勝田容疑者は同県加古川市で2007年、小学2年の女児(当時7歳)が殺害された事件への関与もほのめかしており、兵庫県警が裏付けを進める。
ラジオ関西