野球少年250人に指導 ホンダ鈴鹿が教室 三重
社会人野球のホンダ鈴鹿硬式野球部主催の「鈴鹿市少年野球教室」が14日、活動拠点のホンダドリームスタジアム(三重県鈴鹿市住吉町)であった。市内学童チーム所属の児童約250人が参加し、キャッチボール、守備練習、打撃練習など行った。 地域との交流を深めることや野球人口の増加を目指して昨年から年1回開いている。今月から野球部を率いる眞鍋健太郎監督(45)を始め、ほぼ全員の野球部員が出席し、児童らを直接指導したり、守備や打撃のデモンストレーションを行った。 普段捕手をしている児童向けの守備練習では、智弁和歌山高、駒澤大でも活躍した長壱成捕手(28)がワンバウンドの止め方など実演を交えて指導。「試合に出たら堂々と振る舞う」などと、捕手としての過ごし方、心構えなども語った。 軽快な音楽に合わせて行われた内外野の選手らによる守備のデモンストレーションでは、松阪市出身の長野勇斗主将(28)がセンターの守備位置から本塁へのダイレクト返球を見せるなど高いレベルのプレーが随所で見られ、指導者や児童の保護者からも歓声が上がった。 眞鍋監督は「良く目で見て、まねすることがうまくなる第一歩。皆さんが来やすい球場にして行きたいと思っているので、お気に入りの選手をつくって、また会いに来てください」と呼びかけていた。