あなたの預金が消えるかも!? 銀行口座を放置しておくと危険な理由をプロが解説
旧銀行名の通帳を使っている人も早めの切り替えを
昔作った銀行口座を整理しておくべき理由は、休眠預金以外にもあります。それは「旧銀行」問題です。 銀行の中には統廃合したものがたくさんあります。今はなき銀行の通帳を持っている人は、まだ多いのではないでしょうか? 三菱UFJ銀行は2025年1月以降、旧銀行名の一部である「三菱東京UFJ銀行」「UFJ銀行」「三和銀行」の通帳が店頭で利用できなくなると発表しました。口座は継続して使用可能で、ATM ではこれまでどおり通帳の記帳・繰り越しができます。 しかし、銀行によっては旧銀行名の通帳や口座の場合、一部の振込や引き落としが利用できないケースがあります。それを考えると、三菱UFJ銀行でも旧銀行名の通帳がいつまで利用できるかわかりません。 旧銀行名の通帳をまだ使っている人は、早めに最新のものに切り替えましょう。 実は私も「さくら銀行」や「あさひ銀行(現りそな銀行)」の通帳を持っていたので、解約の手続きをしました。2つの口座に入っていたお金計5,000円余りが戻ってきて、ちょっと得したようなうれしい気分になりました。 このように、銀行口座は常に情報を更新して管理しておくことが大切です。過去に作って忘れている口座や放置したままの口座がないか改めて確認し、不要な口座は整理することをおすすめします。 教えてくれたのは… 丸山晴美さん 22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。 取材・文/かきの木のりみ 構成/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部