「賃貸の設備」が「故障」すると「賃料が減額」になるって本当ですか? 「エアコン」が故障してしまったのですが、具体的にどれくらい減額されるのですか?
賃貸の設備故障で賃料が減額となるケース
2020年4月に改正された賃貸借契約に関する民法のポイントは、賃貸物件に不具合が生じた場合、借主が減額費用を簡単に請求できるようになった点です。具体的には、「減額が生じるもの」から「当然減額が生じるもの」へと変わっています。 家賃の減額が考えられるケースは、次のような設備の故障です。 ●トイレが使えない ●お風呂が使えない ●エアコンが作動しない ●テレビなどの通信機器が使えない ●雨漏りによる利用制限
賃貸のエアコンが故障したときの対応は?
賃貸住宅でエアコンが故障したとき、間違った対応をしてしまうと、家賃減額の条件から外れる恐れがあります。エアコンが故障して困ったときは、慌てずに家主や管理会社に確認するなど、正しい対応を心掛けるようにしてください。 ■すぐに大家さんや管理会社へ連絡する 賃貸住宅でエアコンが故障したときは、すぐに大家さんや管理会社へ連絡しましょう。 賃貸住宅の設備なのに自分で業者を呼んでしまうと、家賃減額の適用から除外されてしまう可能性があります。修理費用も自己負担になる恐れがあります。修理するときは、必ず大家さんや管理会社を経由して、業者を手配するようにしましょう。
エアコン設備の故障なら月5000円まで家賃減額の対象
賃貸住宅の設備の1つであるエアコンが故障したら、まずは大家さんや管理会社に連絡しましょう。賃貸契約の設備にエアコンが含まれていれば、月5000円を上限として家賃の減額に対応してもらえる可能性があります。 ただし、勝手に修理を手配すると、費用が自己負担となる可能性があるため、注意しておいてください。 出典 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 貸室・設備等の不具合による賃料減額ガイドライン 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部