堤駿斗、メインイベント昇格に「いい形で締めくくれるように今できることをしたい」
31日に挑戦者の井岡一翔(35)=志成=と、王者のフェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=の対戦が予定されていたプロボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)が中止となった。30日に志成ジムが発表した。マルティネスがインフルエンザを発症したため。大みそか恒例の井岡戦は、今年は直前に消滅となった。 WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦の前日計量は、同級9位の堤駿斗(志成)が58・8キロ、元王者で同14位のレネ・アルバラード(ニカラグア)が58・3キロで一発パスした。堤は前戦の4月の前日計量で失敗し、6カ月のライセンス停止処分からの復帰戦。階級も上げて臨む。井岡戦の中止でメインイベントに昇格となり、「一つの興行をいい形で締めくくれるように、今できることをしたい」と力を込めた。