韓国旅客機事故 空港に「鳥を検知する装置」なし
日テレNEWS NNN
韓国南部・務安で29日、乗客乗員179人が死亡した旅客機の事故で、鳥と衝突する「バードストライク」の発生が原因としてあげられていますが、事故が起きた空港には鳥を検知する装置がなかったことが分かりました。 この事故は、29日、済州航空のタイ・バンコク発、務安行きの旅客機が着陸後に滑走路を外れ壁に激突し乗客乗員181人のうち、179人が死亡したものです。 地元当局は、事故原因の一つとして着陸直前に“バードストライク”が発生し、エンジンに異常が起きた可能性があると説明しています。 こうした中、韓国メディアは30日、務安空港に鳥を検知する装置が設置されていなかったと報じました。 務安空港は、仁川空港を除く韓国内にある14の空港のうち、バードストライクの発生率が最も高く、対策の必要性が指摘されています。 一方、事故機は着陸時に車輪が出ていなかったことも分かっていて、当局が事故原因の究明を急いでいます。