JR東日本、首都圏でワンマン運転を導入へ。2025年春から順次開始、将来的に山手線や京浜東北線でも
JR東日本は、2024年春以降に首都圏の主要路線でワンマン運転を導入する計画を発表した。人手不足や就労意識の変化に対応することが目的。 【画像】全ドアの状況を確認できるモニター 第一弾として、2025年春に南武線(尻手駅~浜川崎駅間を除く)および常磐線各駅停車でワンマン運転を開始予定。翌2026年春には、横浜・根岸線にも導入する(横浜線用の8両編成のみ)。 そのほかの導入路線としては山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武線各駅停車、埼京・川越線(大崎駅~羽沢横浜国大駅間を含む)を挙げており、2030年ごろまでに首都圏の全7系統に導入する計画としている。 安全対策として、導入路線では運転席に乗降確認モニタを設置するほか、ホームドアや避難はしごの整備を推進。運転士が対応できない場合に備え、輸送指令室から車内への放送を可能とし、車内でSOSボタンが押された際に輸送指令室につながるシステムも整備する。 また、ATO(自動列車運転装置)やTASC(定位置停止装置)の整備、車内映像がリアルタイムに確認できる機能の導入、前方カメラによる障害物検知システムの開発も並行して進める。
トラベル Watch,編集部:町田莞太