マツダ、ロータリー搭載車「アイコニックSP」を2026年までに市販化へ!! RX-7とロードスター、どちらの後継車に?
マツダは2023年10月、ジャパンモビリティショー2023(旧東京モーターショー)にて、アイコニックSPを発表。ロータリーエンジンを搭載したハイブリッドスポーツコンセプトについては長い間あらゆる憶測が飛び交っていたが、マツダはこのたび、同モデルの市販化について動いていることを認めた。 マツダは、ジャパンモビリティショー2023で発表した「アイコニックSP」について、「それほど遠くない将来」に生産を開始することを認めた。 【画像ギャラリー】多くのクルマ好きが市販化を待ち望んでいるマツダ アイコニックSP マツダが、電気モーターとロータリーレンジエクステンダーを搭載した、レトロフューチャリスティッククーペコンセプトである「アイコニックSP」を発表してから1年が経ったが、憶測と噂が渦巻く数カ月を経て、ついに沈黙が破られた。これは、忘れ去られる運命にある派手なコンセプトではなく、実際に生産に向かっているということだ。 マツダのデザインチーフである中山雅氏は、このニュースを認め「このコンセプトは単なる空虚なショーカーではありません。そう遠くない将来に量産モデルにするという本気の意図を持って設計されています」と述べたようだ。 マツダがアイコニックSPの製造を約束し、暫定的なタイムラインも発表したのは今回が初めてだが、兆候はあった。最初のヒントは、2023年のジャパンモビリティショーでのコンセプトのデビュー時に出され、マツダの社長兼CEOである毛籠正弘氏は、これを同ブランドの「未来へのコミットメント」の象徴と表現した。その後のインタビューで、中山氏はアイコニックSPが実現してほしいプロジェクトだとほのめかし、マツダファンの間ですでにくすぶり始めていた情熱に火をつけた。生産が確定した今、そのビジョンは現実に一歩近づいたといっていいだろう。 アイコニックSPの最終形態は、「RX-7」の後継車に進化する可能性があるが、そのフットプリントをロードスターのサイズに縮小することもできると示唆している。理想的には、生産バージョンは、コンセプトのすっきりとしたラインと魅惑的な曲線、そして特徴的なポップアップ ヘッドライトを維持するとも噂される。 同社は量産バージョンの動力源について詳細を明らかにしていないが、コンセプトでは、EVドライブトレインと組み合わせたコンパクトなデュアルローターロータリーエンジンを搭載、システム合計出力370psを生み出す。同社によると、このレンジエクステンダーはあらゆる種類のカーボンニュートラル燃料で動作するように調整でき、排出量を最大90%削減できる可能性があるという。 市販化の正式な時期は不明だが、2026年までに実現する可能性がありそうだ。
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