「頻尿で紙おむつを使用」テリー伊藤、男性更年期で夏でも寒い“冷え”と熟睡できない“トイレ事情”
更年期障害は、女性特有の症状と思われていた時代もあったが、男性にも起こる。「眠りの浅さや、トイレが近くなる頻尿に悩まされていた」というテリー伊藤が、症状や向き合い方を激白。 【写真】股関節の血流をよくする体操をするテリー伊藤 「まず、体温調節ができなくなってきて、夏でも寒くてしょうがない。打ち合わせなんかしていても、自分だけ寒くてね。 一番困ったのが、トイレが近くなってきたこと。テレビの生放送をしているときも、CM中に何度もトイレに駆け込んではみんなに笑われたりしてましたから。それで周りに“どこかいい病院ない?”って聞いて」 そう話すのは、演出家でタレントのテリー伊藤さん(74)。40代のとき体調に異変を感じ、知人の紹介で泌尿器科を訪れた。 問診に始まり、血液検査、尿検査とひと通り検査を行っている。主な病気は見つからず、いわゆる男性更年期障害の始まりだった。
『元気が出るテレビ』のころは4時間寝られたらラッキー
男性更年期障害の引き金といわれているのが、過度な仕事やそのストレス、不規則な生活など。 テレビ業界の第一線で昼も夜もなく働き、やはり思いあたるふしは大いにあったと振り返る。 「テレビの演出をやっていると、打ち合わせをしたり、ロケに行ったりと、仕事に関わる時間が長くて。特に編集現場に行くと、朝までずっと編集作業をしているから寝られないんです。 ちょうど『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)をやっていたころで、4時間寝られたらラッキー、みたいな生活を3~4年送っていましたね。本当に今だと考えられないような、もうコンプライアンスなんて何もない時代ですよ」(テリーさん、以下同) 近年知られるようになった男性の更年期障害だが、女性のそれとも現れ方がまた違う。女性の場合は主に閉経を迎える40代後半に発症するのに対し、男性の発症時期は40代~80代と幅広い。症状も、のぼせ、倦怠感、不眠、イライラ、性欲減退とさまざまだ。 「自分の場合もそう。体調の変化に続いて、週刊誌のグラビアで女の子のエッチな写真を見ても全然ときめかなくなってしまったんです。これはヤバイと思ったよね(笑)」 治療は各人の症状や要望に合わせ、投薬や漢方、注射が主に用いられる。加えて、男性ならではのこんな処置も。 「勃起しなくなるような手術もあって、それで頻尿を減らすんです。男性によっては、高齢で妻との営みももうないし、それより夜中に何度もトイレに行くほうが嫌だと言って受ける人もいるそうです。男として苦渋の決断ですよね。ただ自分はまだ女の子とエッチしたいからと言って、手術は受けなかったけど(笑)」