【JAIA試乗会】車とは別格のモビリティだった! テスラ モデル3 ロングレンジ AWD
次にオートパイロットを試してみた。ステアリングにあるジョイスティックボタンをダブルクリックすると、オートパイロットに切り替わる。タッチスクリーン上には絶えず私が見ている同じ景色がカメラ、センサーで読み取られ、走行状況が表示される。トラックや車、人、白線、工事中で置かれたパイロンまで道路状況を非常に正確に、かなり先の道路状況までも即座に表示するのだ。このタッチスクリーンに表示されている状況をオートパイロットでは、モデル3が自ら認識して判断していることがわかる。人間が運転している場合、自分の視野に入っていても全ての事に集中して判断できるか難しい場合もあるが、オートパイロットは全てに注視しているのだから人間の運転を上回っている気がする。日本で販売されているモデル3は残念ながら、ステアリングから両手を離すと直ぐに、ステアリングを操作しろと注意を受けるが、先の道路状況が混んでくると減速を始めて安全に操作してくれるので、安心してオートパイロットが利用できる。 また、音声認識ボタンを押して「音楽」とつぶやくとタッチスクリーン上にユーチューブの音楽を即座に表示するのだ。
アイフォンとモデル3の共通点を見つける
今回新しいモデル3に試乗して、何処か車とは別格のモビリティと言った印象が強く残った。試乗が終わり私のアイフォン(iPhone)に触れた時、その何処かの答えが浮かんだ。それはモデル3を制御するソフトウェアだと思った。 話が変わるが、アップル製品は独自のソフトウェアとハードウェアにこだわり、ソフトウェアとハードウェアを融合させことで、性能を100%以上引き出すことができ、アイフォンは大成功を収めたと思っているが、まさにテスラも車をコントロールする素晴らしい独自ソフトウェアとハードウェアの融合により別格のモビリティに仕上がっているのだ。
今回、初めてテスラに試乗できたことで、他のEVモデルと一線を画して販売台数を記録できた理由にたどり着くことができた。