【BCクラシック】フォーエバーヤング 快挙お預け3着 矢作師「出し切った」不屈のチャレンジ精神で晩成の血再挑戦だ
「BCクラシック・米G1」(2日、デルマー) BCクラシックで日本馬初の快挙を目指したフォーエバーヤングは、必死に追い上げるも3着に敗戦。ダートの本場・米国の壁はやはり厚かった。ウシュバテソーロは10着、デルマソトガケは13着。BCターフでは、ローシャムパークが首差の2着と大健闘の走りを見せ、3着にはシャフリヤールが入った。BCマイルではテンハッピーローズが4着、ジオグリフは5着に終わった。 日本馬の大将格として挑んだ3歳馬フォーエバーヤングは3着に終わった。3着だったケンタッキーダービーのリベンジとはいかなかったが、ダートの本場で再び存在感を示した。 課題の最内枠を克服すべく、坂井はテンから出す競馬を選択。好位の内めを確保してロスなく道中を進めると、3~4角で下がってくる馬をかわしながら、直線はスムーズに外へと誘導した。最後まで自身の脚色が鈍ることはなかったが、先に抜け出していた同じ3歳馬シエラレオーネ、フィアースネスをとらえ切ることができず、銅メダルで終えた。鞍上は「勝てなかったことは非常に残念ですが、ベストは出してくれたのではないかなと思います」と健闘をたたえた。 管理する矢作師も「力を出し切ったレース。残念ではありますが、やり切ったなという思いです」と悔しさをにじませながらも、すがすがしい気持ちで振り返った。 まだ3歳。「晩成だったリアルスティールの産駒ですし、古馬になってもっと強くなって、この強い世代のトップに立ちたいなという思いは変わっていません」と指揮官は力を込めた。不屈のチャレンジ精神で、再びこの舞台に舞い戻ってみせる。