【特集】物価高でやきそばが再注目!スーパーで人気のやきそばやアレンジ術 やきそば専門店も東京進出
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米が高騰する中、今焼きそばが人気。手軽に作れて安い焼きそばが物価高の救世主として注目。さらにやきそばの専門店も続々東京に進出。その人気の秘密に迫ります。 ■“焼きそば”定番人気からプライベートブランドも 簡単「かた焼きそば」まで 大型スーパー「ベイシア」の店内に、ずらりと並んでいたのは豊富な種類の焼きそば。 ベイシア 佐倉店 グロサリー担当 塚本一平さん 「中華麺や焼きそばなど麺類の売り上げが前年に比べて伸長しております」 高騰する米に代わり、今麺類の売り上げが好調。なかでも焼きそばは、ぱぱっと簡単に作れ、野菜もとれることから今注目されているんです。では、どんな焼きそばが実際に売れているのでしょうか。 焼きそばコーナーにやってきた女性は、一通り見渡した後、定番人気の「マルちゃん焼そば」を手に取りカゴの中へ。 お客さん 「昔から食べてるから」 「マルちゃん焼きそばの味がいいんですよね」 付属の粉末ソースをかけて麺と具材を炒めれば、あっという間に完成するおなじみの焼きそばは、やはり根強い人気。 そして、多くの人が選んでいた人気の焼きそばが、ちょっと見慣れない焼きそば。その理由とは? お客さん 「安かったので。(Q.いくらでした?)99円」 「ベイシア」のプライベートブランドの焼きそばは、3食入りでお値段税込106円とお買い得。あまりの安さに皆さん思わず大量買い。 お客さん 「やっぱり安さには一番ひかれますね。焼きそばをみじん切りにしてご飯と半々くらいにして、そばめしにして。普通のソース味ですけど、ご飯が入るとまたちょっと違う感じ」 別の女性は、迷わず上段の焼きそばを手に取りました。購入したのは小川屋の「かた焼きそば」。素揚げした中華麺がそのまま入っているので、好きな具材の餡をかければ、あっという間に「あんかけ焼きそば」のできあがり。もちろん麺はパリッパリ。 お客さん 「そのまま。野菜炒め作ってのっけるだけなので」 ■「焼きそば=家で食べるもの」ではない?食べに行きたくなる専門店の味! この物価高で注目される焼きそばの味に改めてハマる人も続出ということで、2024年6月にオープンした東京・神田の「想夫恋 神田店」。「焼きそば=家で食べるもの」の印象がありますが、わざわざ食べに行きたくなる味と人気になっています。 秘伝のタレをかけ、鉄板の上で豪快に麺と野菜を炒めるこの焼きそば。 お客さん 「全然違う食べ物みたいな感じがします」 スイスからのお客さん 「たまに麺がパリパリしていておいしいわ」 実はここ、本店は60年以上続く大分のソウルフード「日田やきそば」の発祥のお店。パリパリ食感で人気の焼きそばとはいったい!? 作り方は…麺を平らに広げ、待つことおよそ1分。ひっくり返すと、裏面にカリッときつね色の焼き目が。もやしやネギの上に麺を乗せ、秘伝のタレをかければ香ばしさも倍増。こくがあるのにさっぱりしたこのタレを麺とよく絡めながら、高温で焼き上げていきます。こうして完成するのが名物「想夫恋焼き」(1050円)。 お客さん 「こんがりカリカリしているところと、しっとりしているところの塩梅が絶妙。濃すぎず薄すぎず、すごいご飯食べたくなります」 初めて味わう大分・日田やきそばにハマる人が続出しているんです。 想夫恋 神田店 濱﨑響 店長 「東京の人にも是非知っていただきたいという思いから、いま上野と神田と、11月には十条にも(新店が)開きます」 ■丸亀製麺が専門店を 職人技!ふわとろ×もちもちの「オムそば」も 西葛西にある、地元の人も多く行き交う商店街を少し進むと、あるやきそば専門店「長田本庄軒 メトロセンター 西葛西」。カウンターのみの店内は常にお客さんでいっぱい。 その理由が、目の前の鉄板で焼かれるホルモンや、湯気を上げながら焼かれる焼きそば。テーブルはほぼ全面鉄板なので、できたてがすぐにお客さんの元へ。一番おいしい状態をアツアツのまま味わうことができるんです。 お客さん 「楽しいし、出来たてをすぐ食べられるからうれしい」 海外から来たお客さんも驚きつつも笑顔。 オーストラリアからのお客さん 「目の前で作ってくれるなんて素晴らしくユニークな経験だよ。見て楽しめるし、においにもそそられるし五感で楽しめるね」 実はこちらのお店、丸亀製麺と同じグループということで、店内製麺のうどんと同じく、焼きそばの麺はすべて店内製麺で、できたてモッチモチ。 もちもち麺に合うのが、牛スジとこんにゃくをとろとろになるまで煮込んだ兵庫・長田の名物「ぼっかけ」。少し甘辛いソースと合わせた一番人気の「ぼっかけ焼きそば」は750円。 お客さん 「めっちゃうまいっすね。すごいもちもちで、こっちの焼きそばよりも太い感じがします」 「麺もちもちしてておいしい」 さらに、女性に人気のメニューが、「オムそば」です。 鉄板の上で、外に逃げようとするタマゴをすかさずコテで内側へ押し戻すことで、ふわふわ状態のオムレツに。最後にくるっと巻いてソース、マヨネーズをかけたら、焼きそばへオン。「ぼっかけオムそば」(並・950円)の完成です。 お客さん 「おいしそ~!とろとろだ~!」 「やっぱ火力とかが違うから、ぱさぱさしてないふわトロみたいな」 この職人技を撮影した動画は、SNSで1000万回以上再生されるほど人気なんです。 長田本庄軒 戸田照雅さん 「鉄板の温度と、当店は自家製麺なので麺がもちもちは当たり前なんですけれども、そこでしっかり大きい鉄板で広げて焼くことによって、よりおいしく感じていただけると思います」 おうちでもお店でも「焼きそば」の楽しみ方は様々なようです。
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