【告白】「得体の知れない恐怖感」ヒロミさんが直面した“男性更年期障害”…妻・松本伊代さんにも「話すの時間かかった」
「すごく嬉しかった」更年期の受け止め方
更年期障害を認めたくないと感じる人も多いようだが、ヒロミさんは、医師から診断を受けたことが「すごく嬉しかった」と話す。 ヒロミさん: すごく嬉しかったというか、原因がわかったから。 ホルモンのバランスでそういう風になったんだって言われて、原因がわかってちょっとほっとしたんですよね。 人にもなんか調子が悪いと、俺、更年期だからそういう時あんだよねっていうのも話せるようになったし。 また、更年期障害を公表するハードルは、意外にも高くなかったという。 ヒロミさん: (更年期障害を公表することに躊躇は)無かったですね。僕は変な話、分かって嬉しかったから。ある程度の年になったら、やっぱりホルモンのバランスは、男の人、女の人、関係なく崩れるんだなって思って。 周りの先輩に聞いても、やっぱみんな、ちょっとおかしかったっていう時期はあったって。ほんとにさんまさんだけ。無いなっていうのは。
自覚症状あれば泌尿器科で受診を
病名が分かったことが、一番の安心感につながったというヒロミさん。 実際にいま体調の変化を感じている人達に伝えたいことを聞いた。 ヒロミさん: 僕は受診して病名がわかったっていうのが、一番の安心感だったんですよね。 わかんないといつまでも悩んじゃうから、僕がなるような症状があったりとかしたら、受診されたら良いと思いますね、ほんとに。 受診に加えて、周囲に状況を話すことでも気持ちが楽になったという。 ヒロミさん: 奥様とかパートナーとか、皆さんに今こういう状況なんだっていうのを話しても、僕は良いと思いますね。僕は凄い楽でしたよ。それは。 男の人は、恥ずかしいとか強い自分でいたいなんていう方も多いと思いますけど、お話しされたら気も楽になりますし、僕はそれも良い薬だと思います。 誰にでも起こりうる更年期。 前出の辻村教授は、「恥ずかしがる必要もないですし、泌尿器科を受診いただいて、まずは、テストステロンを測定してみるというのをおすすめしたいと思います」と話す。 男性自身と社会が男性の更年期について知り、体の変調について理解を深めることが大切だろう。
プライムオンライン編集部