「ベンチに座って打つときを待つだけ」大谷翔平“MVP”にまだ異論 遊撃手のリンドーアは「高いレベルでこなしていた」
2年連続3度目のMVPが濃厚とされるドジャースの大谷翔平だが、メッツのフランシスコ・リンドーアを推す声もまだ収まらないようだ。 【動画】「野球を愛する皆さん」へ!大谷翔平が感謝を伝えたムービー 米メディア『Belly Up Sports』のエリック・カッツ記者が「リンドーアはショウヘイ・オオタニよりもMVPの栄誉に値する」との見出しの記事を掲載し、「今シーズンのメッツの成功にフランシスコ・リンドーアがいかに重要だったかを考えると、彼はMVPに値する」と記した。 「ショウヘイ・オオタニのファンの大きな主張は、彼がリンドーアよりも攻撃面ではるかに優れた年だったということだ。オオタニは『50-50』シーズンを経験した最初の選手だが、指名打者だった。シーズンを通して守備に就かなかったという事実は、この偉業の重要性を少し薄めている」と指摘した。 大谷がMVPを獲得することへの異論として、これまでと同様に「DH」であるということを主張。「オオタニは守備面でインパクトや価値を全く与えなかった」とし、一方「オオタニと違い、リンドーアは野球界で最も厳しい守備のポジションを高いレベルでこなしていた」と、リンドーアを称えていた。 さらに「リンドーアと違い、ショウヘイ・オオタニはベンチに座って打つときを待つだけで、一度もフィールドに立つことはなかった」とし、大谷がシーズンを通してプレーしなくても「ドジャースはポストシーズンに進出しただろう」と持論を展開した。 「オオタニはまた、オールスター級の選手たちに囲まれており、メッツにリンドーアが与えたほどのインパクトはなかった」と、どこまでもリンドーアがMVPに適任だという気持ちを押し通していた。 MVPは21日(日本時間22日)に発表されることになっており、大谷が獲得すればDH選手では史上初の快挙となり、史上2人目の両リーグMVPとなる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]