父親殺害を次男に指示「霊媒師JUN」と名乗る「サトウジュンイチ」長男の妻の幼馴染に同姓同名 検察「霊媒師は長男の妻」弁護側「首謀者・教祖のレッテル張り」真っ向から対立 宮城・柴田町会社員殺害事件 #7
弁護人: 「『霊媒師JUN』というLINEのアカウントはあなたが登録したのか」 敦子被告: 「していない」 弁護人: 「そもそもあなたはLINEのアカウント登録はできるのか」 敦子被告: 「できない。夫(隆一さんの長男)にやってもらっていた」 弁護人: 「JUNというアカウントを使ったことは」 敦子被告: 「ない」 ■幼馴染にいた「サトウジュンイチ」 裁判で直哉被告は、「霊媒師JUN」から本名が「サトウジュンイチ」であると聞いたと証言している。 弁護人: 「『霊媒師JUN』、つまり『サトウジュンイチ』という人物を作り出して殺害を仕向けたのか」 敦子被告: 「していない」 弁護人: 「直哉に『サトウジュンイチ』が、知人か聞かれたことは」 敦子被告: 「あった。小学校、中学校の幼馴染でそういう人はいる」 弁護人: 「直哉が『サトウジュンイチ』とLINEしていることは」 敦子被告: 「聞いていない」 ■「霊媒師JUN」との関係も「呪い」も否定 直哉被告は、2021年3月に、敦子がある男性と食事に行くことになった際、霊媒師JUNに「同席したい」と相談したところ、「見えなくするのでついて行って良いですよ。声をかけない限りバレない」と言われたと証言している。 弁護人: 「2021年にあなたがある男性と会うことになったとき、直哉があなたを付け回していたという。その話は」 敦子被告: 「聞かされた」 弁護人: 「JUNが直哉を『見えなくしてくれた』と聞いたことは」 敦子被告: 「ない」 弁護人: 「2022年に直哉と2人で新型コロナにかかったとき、あなたは『呪われているぐらい体調が悪い』と言ったことは」 敦子被告: 「ない。体調は悪かったものの症状は軽く、『呪われているぐらい』と言ったことはない」 弁護人: 「直哉に『呪い』の話をされたことは」 敦子被告: 「ない」 敦子被告は「霊媒師JUN」との関与を完全に否定。さらに、「呪い」についても心当たりはないと話した。 ■隆一さんを殺害した直哉被告に対する思いは… 敦子被告の被告人質問は、これまでの裁判で出された証言の確認に終始し、新たな情報が出てくることはなかった。裁判長が最後に尋ねた。
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