「成瀬は天下を取りにいく」著者と漫画版作者と行く琵琶湖ツアー
大津市が舞台の小説「成瀬は天下を取りにいく」コミック版の発売を記念した特別企画ツアーが12月21日、大津市内で開催される。(びわ湖大津経済新聞) 【写真】「成瀬は天下を取りにいく」原作者の宮島未奈さんと漫画版作画担当者の小畠泪さん 「成瀬は天下を取りにいく」は大津市を舞台にした青春小説で、「第21回全国書店員が選んだいちばん!売りたい本2024年本屋大賞」を受賞した。12月9日にコミック版が発売されたことを記念して、びわ湖大津観光協会が、原作者の宮島未奈さん、ネーム構成を担当したさかなこうじさん、作画を担当した小畠泪さんの3人と共に大津市内を巡るツアーを開催する。 京阪電車の「成瀬は天下を取りにいく」ラッピング電車を貸し切りにし、京阪びわ湖浜大津駅から乗車。車内では前半は宮島さんが作品についてのトークショーを行い、後半は宮島さん、さかなさん、小畠さんがコミック版についてトークショーを行う。電車はびわ湖浜大津駅から石山寺駅まで運行し、石山寺駅での休憩を挟み、びわ湖浜大津駅に戻る。 びわ湖浜大津駅から大津港に移動し、「成瀬は天下を取りにいく」にも登場する琵琶湖の観光船「ミシガン」に乗船。船内では宮島さん、さかなさん、小畠さんと参加者が一緒にアフタヌーンティーを楽しみ、交流する。参加者全員に3人のサイン入りコミック版1巻を進呈する。 新潮社の柳田千尋さんは「漫画リリースのプロモーションで船に乗るというのはあまりない。『成瀬は天下を取りにいく』は滋賀県での反響が大きい」と話す。 びわ湖大津観光協会の担当者は「大津の町並みや琵琶湖の美しい景色と共に作品の世界観を満喫してもらえれば」と呼びかける。 開催時間は13時~16時。料金は1万3,800円。
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